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これ、オハジキやろ、ドロップちゃうやんか。

ドリルです。


僕は 今まで 2回入院した事があります。

1回目は こちらです⤵︎

読み飛ばして頂いても 全く問題ありません。


2回目の入院も糖尿病です。

1回目の理由と あまり変わらないので 簡単にいうと 誘惑に負けてしまったということです。


2回目の入院は 去年の7月という事で 正にコロナ禍の真っ只中でした。

当然ですが コロナ禍ですので外出は もちろん 家族との面会も一切できません。


数年前に入院した時とは 大違いです。



そんな 病院の生活は 限りなく暇だったのですが  そんな暇な中でも 隣に入院してきた お爺さんが 強烈でした。


その おいじいさん、G爺と呼びましょう。


そのG爺も 糖尿病でした。

というか 多分 僕の病室 全員が糖尿病患者です。


糖尿病患者は 糖尿病患者 同士 ひかれ合う。まるでスタンド使いのようですが 同じ病室に詰め込まれていました。



僕が入院した2日後に G爺は 入院してきたのですが

まず いきなり看護士さんに 怒られていました。


「G爺さん!あなた何の病気で入院してるか知ってますか?」


「はぁ、糖尿です。」


「なら、クッキー持ち込んで きたらアカン事くらいわかりますよね?絶対食べないで 下さいよ!食べたら入院長引きますよ!

わかりましたか?」



「はぁ、分かりました。」


そして、夕方 ご飯を食べ終わり、僕は ベットに横になりゆっくりしていると、


隣のベッドから


『ガサッ、ガサガサガサ!

バリっ、、バリっ、、』



あぁ、G爺 絶対 クッキー食べてるわ………。


そして、夜の寝る前に 血糖値を測る時に普通の人は70〜110なんですがG爺は 300代を叩き出して 一発で看護士さんに バレて クッキーをボッシュウトされていました。


G爺は 夜のイビキも 凄いのですが まぁ それは僕が我慢すれば良いだけの話です。

本当に 迷惑なのは 途中で 息が止まるんです。


『グンガー、グンガー、グッ…………………グッっ………………………ガァー!!』


みたいなイビキを 何回も するのでその都度 僕がナースコールを押すべきか 押さなくて大丈夫なのかという葛藤を毎晩 繰り返され 昼間によく眠れるようになりました。


一度 G爺が 夜中 凄い音と共に ベッドから 派手に転げ落ちた時は さすがに僕もナースコールを押してしまいました。


「だいじょぶだぁ、だいじょぶだぁ……。」


と、G爺は 何度も呟いていましたが 翌朝 頭に包帯を巻かれていました。




その日の 夜 洗面所で 僕が歯磨きをしているとG爺が 横に立っていました。


鏡越しに G爺を見ていると どうやら目薬をさす つもりのようです。


しかし、手がプルプルプルプル震えていて上手く させません!


よく見ると 顔がボットボトになっています。


僕が 歯磨きが終わるまで まるで洗顔するかのように点眼していましたが 結局 諦めたのか 上手くさせたのかは 謎のままです。



次の日も夜 洗面所で 僕が歯磨きをしているとG爺が 横に立っていました。

鏡越しに G爺を見ていると どうやら目薬をさす つもりのようです。



おや?


『G爺、何もっとるんや?それ 軟膏(ナンコウ)やろ?目薬ちゃうやんか!』



なんとG爺は 明らかに 昨日の目薬とは違う 得体の知れないチューブ式の軟膏を目に入れようとしています!



しかし、歯磨き中の僕は 上手く喋れないし

 ナースコールもない!



G爺は 軟膏を思い切り 絞り出し目に入れようとしている!



軟膏が こぼれ落ちる!




アカン!!







……………………。





……………………セーフ!



手がプルプルしていたお陰で 幸い目への直撃は 免れたが 眉毛がギトギトになっていた。


さすがに瞼の上に 液体でない 何か 塊が落ちてきたのに気付いたみたいで 直ぐに自分の部屋に 戻って昨日の目薬を さしていました。


そこで 僕は 気付きました。


G爺……目を つぶってちゃ目薬は させないぜ。



この話の本当度 90%

僕の隣のG爺には 中々驚かされました。


それと 『火垂るの墓』を思い出させてもらいました。


余談ですが 『火垂るの墓』のこのポスター

画像1

この宣伝ポスターは 一見「兄妹が蛍を楽しんでいる」風景を書き出したように見えます。

しかし、画像解析の結果そんな微笑ましいポスターではない事が判明しました。

画像2

兄妹の付近にある丸い光は蛍だと思われます。しかし よく見ると上部の蛍の光は雫型のものが散らばっている事が分かりますでしょうか?

そしてなにやら黒く塗ってよく見えなかった部分には、なんと空爆を行なっているであろう戦闘機が浮かび上がっており、上記の雫型の光が蛍ではなく焼夷弾が降り注いでいる、即ち 『火(焼夷弾)が垂れる(降り注ぐ)墓』…『火垂るの墓』ですよね。

戦争の恐ろしさが 伝わってきます。


うち、ずっとビチビチやねん。

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サポートとは?・・・データマイニングの際の、相関分析の指標のひとつで、ある関連購買における支持率を表す。たとえば砂糖について卵の関連購買でサポートが20%の場合、砂糖と卵を一緒に購入する顧客が顧客全体の20%という意味である。 要するに心から嬉しいということでです!