ハチロウとドリル

高校時代の親友二人で運営しています。基本的に本当の話なのですが、本当に本当の話を書くと…

ハチロウとドリル

高校時代の親友二人で運営しています。基本的に本当の話なのですが、本当に本当の話を書くといろんな人に迷惑がかかるので、ぎりぎり嘘じゃない話を書いてます。どこまでが本当か想像しながら読んでください。

マガジン

  • ハチドリ寓話

  • ギリギリ嘘じゃない話

    ハチロウとドリルが書いてます。高校の親友です。本当のことを書くといろんな人に迷惑がかかるのでぎりぎり嘘じゃない話にしています。どこまで本当でどこまで嘘か。自分で決めてください。

  • ドリドリ動物ランド

    自分…‥不器用ですから……。そんな、愛らしい動物達のお話です。 動物って面白いですよね。 是非 お子さんや友人、部下、上司、そして 恋人とのピロートークなどにお役立て下さい!

最近の記事

  • 固定された記事

10年我慢してやっといえた一言

ハチロウです。 ドリルが入院しました。 それも、2回目です。 僕の中に、焦る気持ちが強くなってきました。 あるとき、いつもどおりドリルとカツカレーを食べて、コメダ珈琲でバカ話をしていました。 何でそんな話になったのか忘れたけど、めずらしく年金の話になりました。 「オレらがおじいちゃんになったときには、年金もらえるかどうかわからんもんな~」 「せやで。僕なんか寿命短いから、年金もらわれへん可能性高いもん」 数年前なら、冗談で返せたのだけれど、僕は自分が真顔になる

    • 第12夜 ビーバーの願いごと

      ある朝 神様は、様々な動物たちを 自分達の神殿の前に集めました。 集められた様々な動物達は 「何事か?」と思いながら皆 ザワザワと、ざわついていました。 神様とお付きのものが、神殿の中から現れ 皆の前に立ち そこから お付きのものが ゆっくりと一歩前へ出ると動物達は 静まり返り注目します。 そして、お付きのものは 天を揺らすような大きな声で こう言いました。 「ここにいるもの達は 一度でも神になりたいと願った者を集めておる! そして、今 我々は 人手不足だ。 そこで

      • 第11夜 王子と玉子

        ある王国のある朝、朝食を食べている時 王様が王子に言いました。 「息子よ。昼から馬に乗馬しに行くから 朝食を食べ終わったら準備しなさい。」 王子は 少し間をおいて、 「お父さま。『馬に乗馬する』は おかしいですよ。同じ物が重なって とても滑稽に見えます。フフフッ。」 …と、ゆで玉子にマヨネーズをかけながら王子は 少しバカにするように 言いました。 「うむ…そうか…なら今 お前が『ゆで玉子にマヨネーズ』をかけているその行為もとても滑稽だな。フフフッ。」 「えっ?どう

        • 第10夜 『神さま』と呼ばれた亀

          ある朝 神様は、様々な動物たちを 自分達の神殿の前に集めました。 集められた様々な動物達は 「何事か?」と思いながら皆 ザワザワと、ざわついていました。 神様とお付きのものが、神殿の中から現れ 皆の前に立ち そこから お付きのものが ゆっくりと一歩前へ出ると動物達は 静まり返り注目します。 そして、お付きのものは 天を揺らすような大きな声で こう言いました。 「ここにいるもの達は 一度でも神になりたいと願った者を集めておる! そして、今 我々は 人手不足だ。 そこで

        • 固定された記事

        10年我慢してやっといえた一言

        マガジン

        • ハチドリ寓話
          13本
        • ギリギリ嘘じゃない話
          149本
        • ドリドリ動物ランド
          21本

        記事

          第9夜 ユレルクラゲ

          あるところにのんびり屋なクラゲがいました。 クラゲはなんの努力もせず、毎日毎日、波にゆられて生きていました。 毎日、毎日、ゆ〜らゆら。 そんなクラゲを見てムキムキマッチョのマグロさんが声を掛けます。 「やぁ、クラゲさん!毎日 毎日 ユラユラして何が楽しいの?僕らみたいに 日々 体を動かして運動してみたらどうだい!」 クラゲは 「フフフッ…」 っと笑って また ユラユラと波に揺られて行きました。 また別の日には とてもグルメなサメさんが声をかけました。 「やぁ

          第9夜 ユレルクラゲ

          第8夜 ロボット

          むかしむかし 人間と呼ばれる生き物が いました。 彼らは 自分達に そっくりなロボットと呼ばれる機械の人形を作りました。 人間は ロボット達を 出来るだけ 自分達 そっくりにしたくて ご飯を食べたり 自分で物を考えたり 敢えて失敗できるような 仕組みをロボット達に組み込みました。 自分達を 作ってくれたロボット達は 人間に大変 感謝し人間の為に 一所懸命 働きました。 また、人間も なんでもやってくれるロボット達をありがたく思い感謝し大切に扱っていました。 そして、

          第8夜 ロボット

          第7夜 空を飛んだウサギ

          ある所に ウサギの兄弟がいました。 うさぎの兄弟には 頭に角が生えていて 他の動物たちから気味悪がられ山奥でひっそり暮らしていました。 そして お兄さんウサギは産まれつき 体が弱くずっと弟に面倒をみてもらっていました。 「いつも、すまないな……」 「いいんだよ兄さん…それじゃあ 食べ物を取ってくるからゆっくり待っててね!」 そう言って 言葉は元気でも 弟の背中は丸くなり 2人分の食料を集めるため とても疲れているのが一目でわかります。 その姿を見るとお兄さんは 心が

          第7夜 空を飛んだウサギ

          第6夜 チョウの恩返し

          小学生の アイちゃんは 今日も いやいや学校へ向かっていました。 「あぁ〜あ…学校に行きたないなぁ…。もっと家で寝てたいわぁ〜。」 そう呟きながら 公園の横に差し掛かると木と木の間に張られた蜘蛛の巣に捕まっているチョウチョをアイちゃんは 見つけました。 「あらあら、かわいそうなチョウチョさん。私が助けたるわ!」 そう言うと アイちゃんは その辺に落ちてる木の枝を拾い上げ その枝で、 「えいっ!」 っと言って蜘蛛の巣を薙ぎ払いチョウチョを助けてあげました。 すると

          第6夜 チョウの恩返し

          第5夜 運命の人

          ある王国で それはそれは カワイイお姫様が産まれました。 みんな 一眼見ようとお姫様の前は 長蛇の列です。 王様は まだお姫様は赤ん坊なので『決して手を触れないように。』と皆に 言い聞かせました。 そこに王国で1番の魔力を持った すんごい魔女もお姫様を見にお城へやってきました。 魔女は お姫様のあまりのカワイサに思わずお姫様の顔をレロレロと舐めまわしていました。 それを見た王様は、思わず…… 「何しとるんじゃぁ、クソババァアア!!」 と声を荒げてしまいました。

          第5夜 運命の人

          第4夜 ミツバチのパンケーキ

          森の掲示板タベテミの評価 星4.6という、とても美味しいと評判のミツバチのレストランがありました。 その ミツバチのお店で特に人気が高かったのがパンケーキでした。 パンケーキの人気の秘密は できたてでふっくらと焼き上がったパンケーキの上に たっぷりとかけられた七色に輝く絶品のソースです。 森のみんなはミツバチのパンケーキが大好きですが、そのなかでもビーバーは一番の常連さんでした。 あまりにも美味しいので、どうやって作っているのか気になったビーバーは、ミツバチを呼び出し

          第4夜 ミツバチのパンケーキ

          第3夜 優しい王子

          その王国は とても栄えていて 国民も幸せに暮らし皆 王様に感謝しながら暮らしていました。 しかし、王様には 一つだけ悩みがありました……それは、 子供に恵まれない……という事でした。 お妃様と結婚して10年になりますが やはり子宝に恵まれません。 王様は 国1番の占い師を呼び出し どうすれば子供ができるのか相談しました。 「占い師よ…どうすれば 我が跡取りができるのか…何か良い方法は ないか?」 「なるほど…王様は どのようなお子様をお望みですかな?」 「それは、

          第3夜 優しい王子

          第2夜 魔法の指輪

          その夫婦は とても仲の悪い夫婦でした。 二人は いつも口喧嘩をしていました。 「お前ほんま 嫌いやわ!無理や!」 「私もやわ!ほんま嫌い!なんか もう うけつけへん!!」 と、毎日そんな ちょうしです。 ケンカの理由は 知りません。 ただただ 毎日毎日 「嫌いだ、嫌いだ!」 と、言い合っています。 娘のアイちゃんは 毎日毎日それを聴くのが嫌で嫌で たまりませんでした。 どうにかしようと アイちゃんは 毎日毎日 「どうか おかあさんとおとうさんが 仲直りし

          第2夜 魔法の指輪

          第1夜 おしゃべりなビーバー。

          とても緑豊かな森で 小さめの丸メガネを掛けた丸々と太ったオスビーバーのシュガーと いつもサンダーソニアの花のイヤリングを付けた とても可愛いメスビーバーのソルトが、一緒に働いていました。 オスのシュガーは、ソルトが大好きでした。 毎朝 シュガーがソルトを呼びに行き二人で毎日、山を越え崖を越え 木を切りに行きました。 シュガーは、女の子のソルトの気を引こうと、一日中 ソルトに向かって おしゃべりをしていました。 「そのイヤリングカワイイね!」 「俺はすごくモテるんだ!

          第1夜 おしゃべりなビーバー。

          第0夜 ハチロウとドリル

          スズメバチのハチロウとマンドリルのドリルは とても仲良しでした。 今日も 美味しいパンケーキが有名なパンダ珈琲で2人は お喋りしています。 「そういえばさぁ、この前 自分らスズメバチえらい事なってたで…」 ドリルは キラキラと輝く蜜をパンケーキにたっぷりかけながら話し出した。 「えっ?なんなん?えらいことって?」 ハチロウは 自分たちの仲間の話だと思い興味津々に身を乗り出しドリルの話しに耳を傾けた。 「なんかぁ、一匹 罠に掛かったわけ、床一面ベトベトして ひっつく

          第0夜 ハチロウとドリル

          6月の第3日曜日って何の日でしたっけ?

          ドリルです。 6月の第3日曜日。 この日が 何の日か ご存知ですか? とかく忘れてしまいがちですが この日は 父の日です。 母の日より だいぶ影が薄いような気がします。 父の日は、母の日と同じくアメリカ発祥の日です。 誕生したきっかけは、ソノラ・スマート・ドットという女性の懇願によるものです。 ソノラさんの父親は軍人で、南北戦争から復員した後に男手ひとつで6人の子どもたちを育て上げたのだそうです。 凄いですね。 6人兄弟の末っ子だったソノラは、ある日教会で行

          6月の第3日曜日って何の日でしたっけ?

          マクドって呼び方ダサいよね。

          ドリルです。 ある掲示板で 「マクドって呼び方ダサいよね。」 という書き込みが ありました。 僕は ずっと大阪に住んでいて 産まれた時から「マクド」という呼び方に慣れ親しんできたので ダサいとかカッコいいとかは 特に思いません。 近畿地方以外では 「マック」と呼ぶらしいですね。 少し話しが 変わりますが『一貫性の原理』あるいは『一貫性の法則』という心理効果をご存知でしょうか? 一貫性の法則とは…… 人は、やると決めたことや人に宣言したことを、一貫性をもってやり遂

          マクドって呼び方ダサいよね。