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ハンガリーの暮らしから学ぶ、8年制の義務教育と留年制度〈学び日記28〉

こんにちは、hachi☺︎です。

最近、読んだ本からたくさんの学びがあったので、
シェアしたいと思います。

子どもを大切にするには、
システムが必要だと改めて感じました。

のんびり読んで貰えたらうれしいです。

1.ハンガリーの暮らし

わたしは北欧系の保育をしている保育園で、
9年間保育士をしていました。

保育の参考にしていた本を紹介します。


この保育をわたしも実践していました。

○流れる日課
○担当制保育
○異年齢保育
○コーナー保育
○わらべうた
○描画などの芸術教育
○完全給食

この保育を実践する目的は、
子ども一人ひとりを大切にするため。

新人の時にこの本に出会い、
何年経っても、自分の保育を振り返るために
読み返していました。

そして、退職してからも、
わたしに沢山の学びをくれる大切な本です。

2.8年制の義務教育

ハンガリーの義務教育は、8年制です。

1年〜4年までの低学年→各担任が全教科を教える
5年〜8年までの高学年→教科担当が教える

低学年、高学年の4年間は同じ教師がクラス担任になります。
低学年と、高学年では、教員免許も異なっています。

教師の専門性も高く、
4年間同じ先生に見守ってもらえるのは、
子どもたちも、ママたちも安心ですね。

3.子どものペースを大切にした留年制度

ハンガリーは、
小学校の就学を1年遅らせることができる制度と、
小学生でも留年できる制度があります。

次の学年に進学することが、
子どもにとって負担になると判断された場合、
留年することができるのです。

その判断は、
教師、保護者が、教育支援センターの専門家に診断を依頼し、判断をします。

日本では、特別支援クラスへ入る流れと似ていますね。

わたしが保育士をしているとき、
毎年、就学前に特別支援クラスを進めたい子どもが数人いました。

その保護者と、面談をするのですが、
みんな“特別支援クラス“に向ける偏見が大きかったです。

そのため、子どもにとって支援が必要でも、
診断を断る保護者が後を立ちませんでした。

選択は自由ですが、就学して困るのは子どもたちです。

日本では、偏見や差別が根強いことも課題かもしれません。

しかし、ハンガリーでは、
学習についていけない状態で進学することが
どれだけ子どもにとって負担になり、
将来に影響するかを見通しを持っています。

そのため、保護者から留年を希望するケースも多い。

子どもたちも、同じクラスに年齢の違う子がいることに
違和感がないので、過ごしやすい雰囲気の中で、
自分に合った学習ができます。

4.子ども一人ひとりを大切にするために

“子ども一人ひとりを大切する“
ことは簡単なことではありません。

保育士、教師は複数の子どもを見守る仕事です。

大切にするためには、
システムが重要だと思います。

あと1年保育園で丁寧にみてあげたい。
子どもに本当の力がついてから送り出してあげたい。

保育士しているときに、
何度も思った記憶があります。

子どもを判断するのは、年齢ではありません。
その子のペースがあります。

社会のレールに合わせて、子どもを育てるのではなく、
子ども一人ひとりに寄り添ったシステムを作るべきではないでしょうか。

子ども一人ひとりを大切にしている。

ハンガリーの8年制の義務教育と留年制度は、
とても素晴らしいと思いました。

この記事は、
北欧系の保育園で学んだことをまとめています☺︎

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました☺︎

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