八尾匠(漫画家)

漫画家です。独り言を書きます。Twitter https://twitter.com/…

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漫画家です。独り言を書きます。Twitter https://twitter.com/HACHIOTAKUMI

最近の記事

漫画家日記01_作家と年齢について

単行本2巻作業と夏風邪が重なってしまい、これ以上ないほどきついスケジュールでしたがなんとかこなしました(ヽ''ω`) 半月以上経ってもいまだに咳が治っておらず、色々な予定をキャンセルしてとにかく休むことに。週明けに病院に行きます。 1.近況しかし頑張ったおかげもあって単行本2巻はいい出来に仕上げられたと思います。表紙もうまく描けたし、原稿も自分なりの勝ちパターンの描き方を少しずつ見つけつつあって、そういう細かい進歩が全体のクオリティに現れはじめたかな、と思えてきました し

    • 北野武映画をほぼ全て観た(※ネタバレなし)

      夏風邪を引きました。先週末くらいに。風邪は2年ぶりくらいに引いた気がするけど、ずいぶん長引いた……鼻・喉の症状がおさまらず、咳をしすぎで肋骨と腹筋が痛くなるし、体もだるくて仕事ができない(まだ若干症状が残っている)。だいたい寝てたが、寝すぎて寝れないので 近くのTSUTAYAにマスクつけてよろよろ出かけていって 経過する時間を横になりつつ耐えるために最近あまりまともにインプットとして観れてない映画を観ることにしたのだけど、、、、、、 せっかくTSUTAYAで借りるのだから、

      • 漫画家としての今後のこと日記_20240811_ひらめき☆マンガ教室に行ってきた!

        ほんま暑い毎日。サーティワンアイスクリームが近くにないのでつらい。 1.ひらめき☆マンガ教室のオープンキャンパスに行ったという話前の日記にも書いてたやつだけど、ひらめき☆マンガ教室(以下ひらマン)のオープンキャンパスに行ってきました。五反田駅近くのゲンロンカフェで開かれていたやつ。(8/10のやつ、つまりもう終わってます) 宣伝記事とかでもないので詳細を書くことはないんですけど、色とりどりのプロ漫画家に1年かけて漫画の作り方を教わる教室です しかし色々聞いた結果、やっぱ

        • 漫画家としての今後のこと日記_20240726

          なんか毎回徒然日記でスイマセン 1.単行本2巻の作業で忙殺された件ありがたいことに、一迅社月刊REX様で連載中の『「お前を追放する」追放されたのは俺ではなく無口な魔法少女でした』2巻が今年、無事出せそうなのでがんばっています。素材はほとんど作ることができた。 しかし飲食業、Webスクリプターという仕事に就いてたことがあるので比較すると、ルーチンワークが割合が少なめなのが創作業の特徴だなあと思う(当たり前ですが・・・・・・・・・・)。 時間がこれだけあればこれだけ成果物が出

        漫画家日記01_作家と年齢について

          漫画家が昔、アニメーション背景スタジオで学んだことを振り返ってみた

          (サムネイル画像は、昔自分が習作として描いた水彩画です) 1.漫画家はどうやって背景を学ぶのか?たまに、ネットを介して話す漫画家志望者や漫画家に、「背景ってどうやって勉強するものなんだろう」という疑問を投げられることがある。 漫画家志望者や漫画家であれば大体あたりはついた状態で聞いてるので、字面通りの意味であることは少ない。要するに「どうやって背景を上手くなればいいのか、より良い方法や道筋、本とかはないか」というのがその場合の話題である。 本当に漫画家志望者を始めたばか

          漫画家が昔、アニメーション背景スタジオで学んだことを振り返ってみた

          手塚治虫と大友克洋と鳥山明

          〇「自分はどこから来たのか?」漫画家としてのアイデンティティについて最近、マンガの歴史をよく調べている。もう10冊を超える本を読破した。 マンガの歴史をそのまんま扱う本をはじめ、サブカル論を扱うハードカバーの本や新書、昔の雑誌までいろいろ。数ある動画やWebサイトのコラムもよく見ている。とても興味深くて面白い。 漫画描きとしては30年以上、プロの絵描きになってから数えて12年程度、漫画家としては3年ほどやってきて、ふと自分の足元へ続く文化の成り立ちを知りたい、と思ったのが

          手塚治虫と大友克洋と鳥山明

          漫画家としての今後のこと日記_20240616

          1.謎の大怪我をしたという話今月8日に朝起きてさあ漫画作業するぞと机に向かったら、妙に首の左側の筋(僧帽筋あたり)が痛くなりはじめた。耐えて作業しているとどんどん痛くなり耐えきれなくなったので寝たら治ると思って寝ると、寝起きにさらに酷くなっていた…… それでも原稿があるしで9日いっぱいは耐えて作業するも、仮眠したら起きるのに苦労するほど首が痛くなった……何かが起きている。 ということがあって病院(整形外科)に行ってレントゲンとったら、ストレートネックのせいなのかなんなのか

          漫画家としての今後のこと日記_20240616

          漫画のアイディア vol.01

          今後やってみたい漫画を整理すると以下の3つになりました。 1.エッセイ漫画今時間もお金も余ってたら どういう漫画をやってみたいかと言われると、 もう気ままにXで旅しながらエッセイ漫画でも描いてみたい(宝くじ2億円当たったら…みたいな妄想です) たとえば日本縦断温泉旅しながら各地の名湯をレビューするエッセイ漫画。 同じよな感じで将棋道場を巡ってそのエッセイを描く日本縦断漫画とか。 まあとにかく温泉と将棋が好きなんですよね。 主人公はスタイルのいいJKとかにするほうが売れる

          漫画のアイディア vol.01

          漫画家としての今後のこと日記_20240523

          【祝】コミカライズ単行本1巻発売、好評御礼今年3月末に出した「お前を追放する」追放されたのは 俺ではなく無口な魔法少女でした」1巻、重版とはいきませんでしたが、ご好評いただいたようです。ありがとうございますm(_ _)m この漫画は主人公二人の関係性と感情にしっかりフォーカスしている読みやすい原作だと思っています。売りも分かりやすい。ネーム構成していてやりがいがあります。2巻3巻と面白さが増していくので、乞うご期待という感じです(^o^) ところで 前の日記でヤンマガの募

          漫画家としての今後のこと日記_20240523

          漫画家としての今後のこと日記_20240130

          〇現状漫画家42歳。商業デビューは厳密には40歳だけど(名前がクレジットされた「擾乱」(Booklive)という作品はひとつあるけれど)、作画を任された作品としては41歳に描かせていただいた「鋼鉄の戦士、異世界にて伝説の英雄となる」(シーモア)の異世界漫画が初といっていいと思う。 現在はありがたいことにお声がけいただいた月刊REXで「追放されたのは 俺ではなく無口な魔法少女でした」を連載しており、こちらが沢山売れてくれたら、今後の自分の漫画家人生としても大きなステップアッ

          漫画家としての今後のこと日記_20240130

          将棋アマ初段の漫画家が、AIについて思うこと

          この記事は「ゆる言語学ラジオ非公式 Advent Calendar 2023」8日目の記事です。 こんにちは。漫画家の八尾 匠(はちお たくみ)と申します。 とあるDiscordサーバーのAdvent Calenderという企画に参加しまして、いい機会を得たので 生業である漫画業、そして大好きな趣味である将棋に迫るAIの魔の手(笑)について思ったことを徒然書いていきます。 将棋とAIのターニングポイントは2005年だったと思っていますが、イラストとAIに関しては2022年

          将棋アマ初段の漫画家が、AIについて思うこと