漫画家としての今後のこと日記_20240616
1.謎の大怪我をしたという話
今月8日に朝起きてさあ漫画作業するぞと机に向かったら、妙に首の左側の筋(僧帽筋あたり)が痛くなりはじめた。耐えて作業しているとどんどん痛くなり耐えきれなくなったので寝たら治ると思って寝ると、寝起きにさらに酷くなっていた……
それでも原稿があるしで9日いっぱいは耐えて作業するも、仮眠したら起きるのに苦労するほど首が痛くなった……何かが起きている。
ということがあって病院(整形外科)に行ってレントゲンとったら、ストレートネックのせいなのかなんなのか、頸椎の一番下の隙間が圧迫されて神経痛を引き起こしていると言われました。
(ストレートネックという言葉をこの時初めて知りました)
頸椎がやられると動作の98%がしづらくなるというか、寝た状態から起きるにも、座った状態から立つにも僧帽筋の付け根辺りに「これ以上動いたらだめ」と本能的に解釈するレベルの激痛が走りますね。
睡眠から覚めて起きるにも、布団の中で体をずらしながら頭を手で支えて、なるべく痛くない角度や位置を探しつつうつぶせになるのに5分(うつぶせなら、頭を前に倒さず起きる動作ができる)。みたいな感じだった。
整形外科行った時も一度座ってしまったせいで、名前を呼ばれて立ち上がるのに2-3分くらいかかってしまった……とにかく僧帽筋の下の付け根あたりに激痛が走りまくる。
低周波治療を受けて薬をもらって2日後くらいに多少楽になったけどいまだ完治しておらず、枕を買い替えて少し良くなった気がしている昨今。
あと20年後とかに同じことやらかしたらしばらく寝たきりになってたのだろうか。
結局原因は不明なのだけど、枕はかなりヘタっていたし、左側を下にしてiPad眺めながら寝るのが常態化していたし、ストレートネックもあると思うしで、複合的だったんじゃないかと思っています。
先々月くらいか、腰痛が深刻なレベルになった時は、マットレスを「モットン」の固めのやつに替えたら劇的に改善したという経験があるので、神経痛に関しても寝具の影響はでかかったんじゃないかな、と思ってます…(お医者さんは枕はそんなに…と言ってたけど。Why…)
2.(やっぱり)習慣しか勝たん、画力上がったという話
薬も効いて多少楽になった今は、下手に首を動かさなければ作業に支障はぜんぜんなく、適当にAmazonでポチらず ニトリで試しに寝てみて選んだ新しい枕もいい感じなので引き続き、残り30年は無さそうなクリエイター人生をまっとうするべく鍛錬をつづけます
なんだかんだで八尾匠としてデビューしてから3年ほど毎日のように原稿を描いてます。仕事だけど習慣といっていいかもしれない。
結果、今描いてる「お前を追放する」追放されたのは 俺ではなく無口な魔法少女でした」第9話の原稿では、模索の果てに多少ではあっても明確に画力向上に至れた感じがします。ピースが色々はまって繋がった感がある
齢42にして技術の向上を実感。画風が固まってきたかなあ、とも思います。
ひとえに「習慣の成果」といっていいかもしれない。
年齢を理由にお前はもうだめだとか色々言ってくる輩もいますけど、まだまだ上手くなるよ。原稿でやってみせる。
そして、それはそれでいいんですけど、一方で なれる限り最強の漫画家になるにあたって明確に日頃やれてないことが2つあります
・企画立て
・カラーイラストの技術(表紙のために欲しい!けど、単にうまくもなりたい)
(・人間以外の作画)
この2つがまじでやれてません
(もう少し頻繁に動物やメカも描きたいが)
特定期間の特訓の効果は薄く、毎日やっていることの効果が甚大なことは身をもって知ったので この2つを習慣化してやる必要がどうしてもあります。
お金稼ぎのことも頭をよぎるけど、ここでこう考えてみる
1.10年後に1000万円貯金がある。画力はそこそこ
2.10年後に貯金は100万円しかないが、飛躍的なカラー画力向上を経て自分企画の漫画をバンバン描ける
2を選ばないとこの人生にした意味がないでしょう、という感じです
(べつに2で貯金もっとあってもいいんですけど)
しかし結婚はもうできない気がする。禍福は糾える縄の如し
それはいいとして、積み立てNISAを具体化していかなければ。
ってことで、いろんなプランを立てては立ち消えになってますけど、コミティアにカラーイラスト本でも出す長期プランを考えてみました。
ただし目的は「習慣化」なので、本が出るのは1年以上後、2年かかりそう。
漫画仲間の力も借りてとにかく習慣化。「企画を考えること」「イラストを描くこと」を息を吐くようにやらないと人生が無為になるけど、言うほど簡単ではないのが困り物……
3.炊き立て白米がうまい話
習慣というと、最近自炊習慣がついてます。
飲食店勤務が長くキッチン経験も長く、料理は人並みの男以上にできる自信はあるけど。プロ仕様の鍋・フライパンやマイ包丁がかなり豪華なことになってるけど。自分ひとりのためにまな板出してきて包丁洗って……ができません。面倒すぎる。母親が倒れて実家にいた時は毎日、ちゃんと仕込んで料理作ってたりしたんですが。それは食べてくれる誰かがいるからできるんですね……
よってしばらくスーパーの割引弁当を物色する日々を送ってました。
そんな自分になぜ自炊習慣がついたか?
「炊き立て白米のうまさに改めて気付いたから」
これに尽きた。
外食で食べられるものって意外と限りがあります。
例えばバラエティのある山盛り野菜はほとんど食べらない。
それでもバイキング形式のとこで食いまくるとか、サブウェイで野菜詰め詰にしてもらうとか多めのサラダのある店はなくはないけど、もっと食べられないのは…
「炊き立て白米」
店は当然客ひとりのためにタイミング合わせて炊き立てにはしてくれないので、狙うとしたら開店直後に行くくらいですけど…
10時とかの開店直後狙って外食行く人、あんまりいないですよね。10時ってタイミングが悪いというか…まあ12時くらいでも炊いてわりとすぐのお米ではあるんですけど、例えば8時に社員が出勤して炊いたお米が4時間保温されてる、といった感じです。炊き立てなのか微妙なライン。
それに、古米のまずさを実感、さらに新潟で腰が抜けるほどうまい米を食べた経験からお米は産地の、新しいのがうまいという確信を持ってます。
飲食店のお米はだいたい業者が調達したコスト優先のもの。
スーパーで産地の近いお米を買い、できるだけ新しいうちに炊き立てを味わって使い切る
これが一番うまい米の食べ方であり、外食で実現するのが難しいのです。
うまい炊き立てを食べるためには自炊をするしかない。
あたらしいお米を炊いて蒸らして、開けてすぐのあのおいしさといったら…
炊き立て銀シャリの、おかず無用でおかわり2杯いけるうまさを想像すると「自炊だおらあああああああああああああ」という気分になって自炊が習慣化しています。
おかずも極力手間をかけたくないのでカット野菜とお豆腐の水炊き。最高。
まな板も包丁もいりません。
もちろん炊き立て食べた残りの冷蔵庫においたお米は炊き立てほどのうまさは保持していないんですが…そこはスーパーでたれの工夫されたおいしい納豆を買うとかで補っている昨今。これもまたうまい
4.改めて優先順位をつける話
1.原稿をネーム・作画ともにハイクオリティで仕上げる
2.カラー漫画・単行本表紙のためカラー技術を向上させる
3.企画を考える脳を育てる
4.環境整備や時間を作るためにお金を貯められる状態にする
(新しい液タブもHOSHII)
5.複数言語話者の神漫画家という謎のびっくり人間になるべく英語とフランス語をコツコツ毎日学習していく(趣味)
これらすべてを習慣化するのがとりあえずの目標だけど、また移ろっていくと思う
10年後くらいに完成された存在でありたい。そのくらいはかかってしまいそう。
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