漫画家としての今後のこと日記_20240130


〇現状

漫画家42歳。商業デビューは厳密には40歳だけど(名前がクレジットされた「擾乱」(Booklive)という作品はひとつあるけれど)、作画を任された作品としては41歳に描かせていただいた「鋼鉄の戦士、異世界にて伝説の英雄となる」(シーモア)の異世界漫画が初といっていいと思う。

現在はありがたいことにお声がけいただいた月刊REXで「追放されたのは 俺ではなく無口な魔法少女でした」を連載しており、こちらが沢山売れてくれたら、今後の自分の漫画家人生としても大きなステップアップになります(-人-)がんばって作画してます

それにしても、40歳からキャリアを積み上げるのって大変だな~と思う。
漫画「バンビーノ」で羽山さんが「歳くってからの下積みはツレーぞ」と言ってたのをこう、ふとした時に思い出す日常だ(´・ω・`)体力的なところが特に、限界がきて動けなくなることが結構増えてきた

小学生の頃に抱いた「漫画家になりたい」という夢は8割くらい叶った(まだ自分の企画・作品でネームを描いていないため、7~8割くらいかなと…実際、漫画家ではなくて「作画家」と呼ばれることもある)けど、人間は欲深い生き物で 叶ったら叶ったでもっと漫画家として成功したい、金銭的なことはともかく、100%自分自身で描いた作品を、自分の才覚で可能な限り多くの人に読んでもらいたいという欲求が尽きることがない(´・ω・`)その前に自前の企画と原作を描かねばならんけど……

収入が毎月15万だとしても、描けば読んでくれる人が1億人いたらそれで満足できるだろうなと思う。結局のところ望みはそれなのだ。。もしこのまま独身を貫くなら、一切の見栄抜きで余計な収入は全部寄付で構わない。
冬はコンビニのおでん食ってりゃ健康に満足できるのだ。

沢山の人に作品を読んでもらうこと…悔いのない人生にしたほうが充実感もあって楽しいと思うので、それを実現していくためにもがいていきたい

〇問題

東京暮らしを何年かしている自分に対して、当時の家族は何故だか都会暮らしで女遊びだのなんだのに呆けているんだろうと決めつけられたことがあったけど(田舎民なのも彼らがそう思う理由のひとつなのか?知らない)、実際ウサギ小屋のアパートに散歩以外ほぼ閉じこもって細々と暮らしている。
アウトドアな趣味を持たないのは 金も時間も創作以外に費やすことは無駄に感じる(特に時間は)なのだけど、結局ゲームにそれなりに投じているのがなんとも歯がゆい。(息抜きなしには生きてられないし、最新のコンテンツに触れることはもちろん大事なのだけど…)

幸いネームは外にネーム道具だけ持っていけば集中できるし、作画は作業通話さえ確保できれば集中できる。
体調をひどく壊すことがちょくちょくあったけど、大体が食べ過ぎで胃腸を壊した時に作業ができなくなるくらいしんどくなることも分かっているので、食べ物もだんだんセーブできるようになってきた(´・ω・`)
唯一の楽しみが美味しいものを食べることなのが辛いところで、ストレス相殺にゲームの時間が増えやしないかと戦々恐々とする…

それと次が最大の問題だけど、作家としてもっと世の中の皆に知っていただくことである(´・ω・`)
これ結構出来る事が少なくて、SNSで好きな絵を描いて、「こんな絵が描けます」って見てもらうか、漫画でも同じことをやるか、コミティアなどのイベントに出るか……くらいしか思いつかない。

Xとかで宣伝を打つというのもあるけど、あまり個人で商売っ気を出すと一部の購買層にあまり良い目で見られない肌感覚もある(その「一部」がどのくらいの割合なのかは知らないが…(´・ω・`))SNSとイベントでなんとか地道に名を売っていくのが唯一の道かな…という感じ

〇解決策まとめ

・ネーム→外に行け
・作画集中→通話しろ
・体調→おかゆ食ってろ
・名を売りたい→SNSとイベントに露出しろ

〇目的達成のための小目標たち

・今年は今の連載の単行本を二冊出す予定なので、まずはそれに全力投入。
・コミティアに描きたいもの(将棋漫画)を描いて出る予定だけど、その前にそれをヤンマガWeb(2/29〆)に出してみることにしている。もし通ればコミティア中止でそちらの5話短期連載を描く。
・SNS活動を本格化させたい。具体的には漫画とイラストを描く。漫画はエッセイなら描きやすいだろうか(´・ω・`)将棋漫画を描いた後なら、その取材エッセイ、流れで漫画家人生エッセイを描いてみたいと思っている。
イラストは最近プレイしてみたブルーアーカイブがとても気に入っているので、生徒たちを描く。

うん、書き出してみると案外やることはシンプルだった。
なんか日頃鬱屈として悶々考えてる時はなんかこんがらがってやること多いなぁ……なんて思ったりしていたのだけど。モーニングノートとか、つけてみるといいんでしょうね。

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