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私にとって美容室に行くことは自己否定と関係があった話
嫌なことがあると美容室に行くことが多かった。それってテンション上げたいとか気分転換したいって気持ち以上に、ダメだった自分を切り離したいとか否定したいとか、そんな気持ちが強かったように感じる。
言い方は悪いけれど、自傷行為に近い部分もあったんじゃないかなと今になって思う。嫌になって、自暴自棄になって。髪は切っても血は出ないし痛みはない。それでも、切られた髪を見ていると、自分のなかの凶暴で仄暗い感情が少し満たされる気がした。だから、私にとって髪を切ることは可愛くなりたいとか気分変えたいとかプラスの感情だけじゃなくて、切った髪と一緒に嫌な自分も切り離されて消えてくれたら良いのに、みたいな人に言うのが憚られる気持ちも含んでいたんだ。
そんなことずっと忘れていたのに。友達とのやり取りが原因でふと思い出した。
いつだって、どんな出来事にだって、意味を与えるのは自分。
美容室に行くなんて誰でもしていることだって、それに与える意味って、昔の自分にとってはいまとは違うものだったんだよね。
考え方や解釈が人生をつくっていくんだと、この頃しみじみ感じている。
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