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魚を食べると認知機能が向上するのか?「一週間で○回」魚を食べると認知機能に最も良い効果が得られる!?最近の日本の研究より。
【参考文献】
Fish Intake May Affect Brain Structure and Improve Cognitive Ability in Healthy People
現在、日本では高齢化が進み、軽度認知障害を含む認知障害の有病率が増加しています。軽度認知障害は65歳以上の成人の10〜20%に見られ、一般に通常の認知老化と認知症の中間段階と呼ばれています。
2017年5月から6月にかけて日本において、31〜59歳の76人の参加者(女性45人と男性31人)を集め、「魚の食習慣」と「脳の構造」および「健康な人の認知能力」との関連を調べました。
その結果、魚の摂取習慣のある参加者の方がそうでない参加者と比較して、
・記憶能力を評価する指数が高く
また、
・脳の健康状態を示す指数も高かったのです。
これらの結果より、やはり魚を食べる習慣が軽度認知症の予防になることがわかります。
では、週にどれぐらい魚を食べるとよいのでしょうか?
本研究では、「週2回以上魚を食べる」参加者が、「週0~2回未満」魚を食べる参加者より、有意に認知機能を測るスコアが高かったのです。
また、面白いことに、ちょうど「週2回」の魚を摂取している参加者が最も良い認知機能のスコアが出て、週2回以上の魚の摂取になると少しだけスコアが落ちたそうです。
筆者らは、この理由について、魚料理の摂取の増加によりサラダオイルの消費を伴う可能性が高く、悪影響を与えるためと考えています。
まとめ
魚を週2回以上食べると
・脳の認知機能が改善
・脳の健康状態の維持
が期待できる。
→魚を食べる習慣により軽度認知症予防が見込める
魚と一緒に、サラダオイル等の油を不用意に摂ると、上記の効果が薄れてしまうので注意が必要!
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