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攻めのDXと守りのDX(DX2つの誤解)

今、DX支援で様々な企業と話すが、大きく2つの誤認識があるように感じる。1つは「DX=守りのDX」と誤解している企業。もう一つは「CIOをCDOに任命するケース」。

まず、DXには「守りのDX(=業務プロセスのデジタル化)」と」「攻めのDX(=ビジネスモデルのデジタル化)」がある。どちらも必要かつ重要だが、守りのDXだけでは成長はできないし、生き残りもできない。

守りのDXは業務プロセスのデジタル化によって、生産性向上やコストダウンを図るもの。本来のDXとはビジネスモデルのデジタル化で、成長戦略そのものを指す。

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また、幹部の中で最もネットに詳しいという理由で、CIOがCDOに任命されるケースが多いが、両者の役割や適性は全く違う。CDOはネットのビジネスモデルを熟知し、新規事業を創造する力が必要とされる。

一方のCIOは社内業務システムの構築、改善等が主業務である。勿論中には両方を担える力量をお持ちの方もいらっしゃる。ただ、上記の違いをよく理解された上で任命、拝命すべきである。

ただ、上記の誤解こそあれ、コロナもあり、どの企業も「DXしなければ生き残れない」との共通認識は形成されたので、支援のしがいがある。どんどん支援企業を拡大し、10年後には大半の企業がDXを成し遂げている社会を作り出したい。



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