【旅レポ】 スッカン沢を冒険してみたレポート
写真を整理していたら出てきたので。
那須塩原にあるスッカン沢のレポートをまとめます。
※写真は一緒に行った上司が撮影したものです。
※令和元年の台風19号の影響により、当面は遊歩道が全面通行止めとなっているそうです。詳細はホームページをご確認ください。(2020/02.27現在の情報)
✔︎この記事の流れ
1. スッカン沢ってどこにあるの?
スッカン沢は栃木県那須塩原市湯本塩原にある渓谷です。スッカン沢へのアクセスはJR矢坂駅から車でおよそ40分ほど。ひたすら山を登ります。
「山の駅たかはら」という場所でランチをしつつ、準備を整えてから歩いて向かうことが出来ます。「山の駅たかはら」からスッカン沢までは徒歩で10分ほど。
今回、僕は雄飛の滝線歩道と看板の掲げられた場所に車を止め、雄飛橋を歩いて渓谷に入りました。
2.スッカン沢ってどんなとこ?
名瀑などがあり、神秘的な世界です。僕が見れたものを1つずつ紹介していきます。
1.素簾の滝
遊歩道を歩き最初に見えてくるのが、素簾の滝(それんのたき)です。岩壁を流れ落ちる滝水が”すだれ”のように見えることから「すだれ滝」とも呼ばれています。
この滝は他の一般的なイメージの滝とは異なり、岩肌から少しずつ少しずつ流れゆく優しい滝水が美しさを表現しています。
僕が行ったのは6月頃でしたので、自然の緑と滝水のコラボがとても絶景でした。
2.仁三郎の滝
次に現れるのは、仁三郎の滝(にざぶろうのたき)です。こちらは最初に見つけた人の名前から取ったと言われています。滝つぼの上を流れ行く滝水がスカートを纏った天女のように見える事から「舞姫滝」と呼ばれる事もあるそうです。
3.雄飛の滝
スッカン沢で最大の滝こと、雄飛の滝(ゆうひのたき)です。流れ落ちる滝水の量がとてつもありません。
僕が行った時は、数日前にあった大雨の影響で、大木が流れ落ちて滝つぼに刺さっていました。写真で見てわかるように、こんなにも大きな木を流して行くほどの水量です。6月に行きましたが、暑さなど感じさせない空間でした。
4.咆哮霹靂の滝
こちらは咆哮霹靂の滝(ほうこうへきれきのたき)です。調べて知ったのですが、咆哮の滝・霹靂の滝と、2つ並んでいるらしいのです。写真に写って見えているのは霹靂の滝だそうです。
奇跡的に咆哮の滝も撮影していました。先ほどの霹靂の滝の右隣にこの滝はあります。
では続いて、滝以外に見れるものです。
1.スッカンブルー
2つ目に紹介した仁三郎の滝では『スッカンブルー』が見られます。スッカンブルーとはスッカン沢の渓流が青く見えることから付いた名です。青く見えるというか青です。凄く青。
ちなみに、名前のスッカンとは何なのか調べたところ、鉱物や炭酸等の火山の成分が多く含まれている水が流れていて、むかし辛くて飲めないことから「酢辛い」と呼ばれたものが訛って、今のスッカンになったということです。
2.カツラの大木
飛雄の滝線歩道のスッカン橋から見えるカツラの大木。巨樹としての存在感は凄まじいです。名瀑を見に行ったのでカツラの大木は完全にノーマークでした。目の前に現れた時はあまりの存在感に足を止めてしまいました。
3.薙刀岩
こちらはスッカン橋を渡った先にある岩壁です。高原山が噴火し、流れ出した溶岩が冷えて固まったその形が薙刀のように見えることからその名が付いたそうです。この辺りは他にもたくさんの岩肌が点在しており、足場が少し不安定です。
3.いつ行くのがベスト?
どの季節でも完璧な景色を見せてくれるのは間違いありませんが、初めて足を運ぶ人は僕個人としては春夏の温かい時期をおすすめしたいと思います。
理由としては暑さを感じることのないほどの涼しさ。かつ、新緑に溢れる手つかずの大自然は最高と言えるに違いないからです。スッカンブルーを眺めながら、一息の休憩を取りつつコーヒーで乾杯。なんて、素敵な時間でした。
咆哮霹靂の滝周辺で川遊びの時間を過ごしたりも出来ます。
冬の時期は、また違ったスッカン沢が顔を見せてくれますが、最初はぜひ、温かい時期に行ってみてください。
4.歩き疲れたら甘いもの
さて、スッカン沢を堪能し、たくさん歩いた後は、甘いもので体を癒しましょう。近くにあるおススメのお店を紹介いたします。
山の中腹にある「小太郎茶屋」 栃木県那須塩原市塩原1436
こちらは自然を体感しながらお茶を楽しめる場所です。ただ驚きなのが、お店の立っている場所です。
明治時代から創業。かなり味のあるお店です。そして結構、人がいます。それだけ人気のあるお店という事ですね。このお店に足を運んだなら間違いなく頼むべきなのは名物”草団子”です。絶品です。耳で川のせせらぎを聞き、目で新緑(季節によっては紅葉)を、そしてさらにちょうどいい甘さの草団子で癒されてください。
5.最後に…
僕のスッカン沢の記録は以上になります。後で知ったのですが、雷霆の滝(らいていのたき)というのもあったそうです。ちゃんと下調べしてから行けば良かったかな。と少し反省。
しかしながら絶景続きの場所です。行く価値は大いにあり。一度は是非、足を運んでみてください。
上司のブログです。
日本各地、たくさんの場所に出掛けているのでとても面白い景色が見れます。