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「夜食」はっち

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Photo by Pablo Merchán Montes on Unsplash

物心がついた時から、食事は1日3食きっちり食べる。多少時間がずれたとしても、3食食べないとお腹が空く。逆に、3食以上食べるとなると、それなりに言い訳というか言い分というか、理由が必要だ。つまり、夜食を食べるときは食べてもいいだけの理由ー例えば勉強をするとか、今日は全然眠くなくてあと2時間は余裕で起きているとか、今日のごはんは軽めだったからとか、理由を探す。誰にいうわけでもないのに。

私には夜食というものを食べた記憶はほとんどなく、憧れの食べ物だった。つまり、“理由”が見つかることがほとんどなかったのだ。受験生の時も大した勉強をせず寝てしまっていたし、ごはんは大抵がっつり食べていたからだ。しかし、相方は違う。お腹が空かなければ時間が来てもごはんを食べようともしないし、お腹が空けば何時だろうとごはんを食べる。だからつられて、私も理由がなくとも、夜食を食べるようになった。

「世間の常識」にとらわれないごはんは、いつもより格段においしく感じた。

ただの素うどんは、昼間だったら全く魅力に感じないのに、ものすごく惹かれる。
ただのお茶漬けも、昼間だったらおやつみたいなものなのに、ものすごい満足感がある。
ただのインスタントラーメンも、そこらのラーメン屋のラーメンより断然おいしい。

次に夜食を食べる時は、なにを食べようかな…。

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