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イギリス経済成長見通し引き下げ。インフレ率は30年来高水準を継続。

[ニュース元記事]

【ニュース内容要約】
・スナク英財務相は23日、今年のイギリス成長率予測を従来の6.0%から3.8%に引き下げた。
・2023年の成長率予測は1.8%、24年は2.1%となっている。
・ロシアウクライナ戦争が経済回復にリスクをもたらし、インフレの加速、景気減速に繋がっているとの見方を示した。
・同日発表の英国2月消費者物価指数は前年比6.2%と直近高値を更新し、30年ぶりの高水準に留まった。
・2022年のインフレ率平均は7.2%を見通しており、今後もインフレが加速する見通しにある。

【Must-see ニュースな理由】
主要国で米国に次ぐ高インフレに見舞われる英国の消費者物価指数が発表されました。
依然として30年来の高インフレ水準にあり、今後もインフレ率の増加が見込まれています。
現在イギリス中央銀行のBOEは政策金利を0.75%まで引き上げています。
この金利水準はコロナ前の水準になります。
イギリスは10年以上にわたる低金利政策を行ってきており、今後イギリスは実に10年以上ぶりとなる高金利水準に突入して行く見通しです。
(2022年12月のBOE政策金利、市場予測は2.0%辺りの水準)

今後もBOEは継続して利上げを行っていく見込みですが、一部コロナ以前の水準以上の利上げは不要を唱える政府関係者もいます。
可能性は低いですが、仮に高インフレ下にBOEが利上げを中断する様なことがあればポンド通貨は大きく下落するでしょう。
次回BOE金融政策会合発表は5月5日に開催されます。

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