再び、病んだめんだこ

読んでいただきありがとうございます。

前話からの続きになります。
※ODを勧める話ではございません。

コロナも下火になってきて、国は新型コロナ感染症を5類に引き下げることを決めた。
ワクチン接種の予約電話も減少し、コールセンターの人員削減が始まったので私は丸2年勤めて仕事を辞めた。
次に考えた仕事は、我が市の過疎った地域にある診療所看護師。
現在勤めている診療所看護師が離れた親戚ということもあり
「高齢だしそろそろ私は辞めたいから…」とわざわざ声をかけて頂いたこともきっかけだった。少し悩み、面接を受け合格した。私の次の職は市の診療所看護師、会計年度職員(俗にいうパート)として働くことが決まった。
ここまではいい。順調だ。
不安はあるが、精神も安定していた。

勤務開始前日、担当者から電話があり
なにやら私の知らないところで色々と揉めている模様。
どうやら過疎地の診療所に私1人看護師を新しくあてがうよりも、本家の病院に欲しい、などという病院看護部からの意見があるとかで
雇用条件を改めるかどうか悩んでいると。
採用担当者と病院看護部と、一刻も早く辞めたい診療所おばちゃん看護師とでトライアングル式に揉めている模様。

…知らんがな。

明日から私はどうすれば?
こんな状態なんだよと私に伝えられても、一体私に何を求められてるのかもわからず。
採用を白紙に戻すなら戻せばいいものの、就職前日になって私の耳に入ってきたイザコザ話でイライラし始める私。
相手は自治体。しっかりしろよ。

ウンザリし始めた私、悪い癖でベクトルが自分に向き始める。
なぜ上手く話がまとまった後なのに、前日になって覆されそうになる?
私は結局どこで働けば?
イライライライライライラ…
…どっかーん!!

明確な話も決まらず、時間は夕方。
手持ちの処方薬をプチプチとヒートからお皿に開け溜め、ビールでボリボリとODしてしまった。
(もうこの辺から記憶がない)
後になって思った。私は私に心底自信がなくて、物事が揉めるのも全部私のせいにしてしまうようだ(←違うのに)

晩、私はトイレで意識を失って倒れ、発見した旦那が言うには白眼をむいて泡を吹き倒れていたらしい。

旦那が救急車を要請し、県の大学病院の救急に運ばれた。

目覚めたのは3日後、精神科病院のベッドの上だった。

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