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ふるさと納税でダムの放水が優先的に観れる権利?最高じゃんよ

見たことない幅で飛び出す水!
群がる人!
もわもわ立ち上る水しぶき!
大迫力だった!!

ピークタイム!水の量も、水しぶきも見てくれ。

弾けて真っ白の水しぶきをずっと見つめていると、

「これスロー映像?」

と思えてくる。とんでもない量の水がとんでもない勢いで落ちている。

※こちらは去年2022年の映像です。矢木沢ダムは0:38あたりから。

水が落ちる衝撃はバチクソとんでもないはずなんだけど、

「時が…ゆっくり…?」

に感じて、なんなら眠くなってくる。どういうこっちゃ。

遠くから見た図。水煙がもうもうと立ち上る。右側の人のサイズと比べてみよう。


矢木沢ダムの放水イベントでは、6万トン×2回、放水される。
ピーク時には、

毎秒30トンの水がドドドと塊でアタックしてくる。


お風呂のバスタブ:約200リットル=0.2トン
1立法m  = 1トン = 1000リットル
(※水の場合です)

30トン÷ 0.2トン = 150
1秒間にバスタブ150杯ぶん、溜まります。
(わかりやすくなったようで、なってない)

Ichiou Keisan Shitemita Yo
水と雲と水しぶき。空に映える。

地面に叩きつけられた水が、細かい粒になって空中に立ちのぼる。これは「神様のおでまし」と思ってもしょうがない。水神あるあるの龍とか、大蛇とか。

人間の及ばない壮大なものを感じると「やっぱ自然はすげーや」となるんだけど、これはダムなのです。ヒトのつくったダムなのです。

自然のパワーに人間の技術がブーストをかけて、自然でもなかなか見れない勢いを作っちゃった。

すさまじいー!

水神さまもびっくりよ。


…と、ダムの放水もすごいけど、盛り上げようという空気もすごかった。

スタッフの人数が多い!
そしてみんないい人!あふるるスマイル!


駐車場に至る交差点、駐車場、駐車場からバスの誘導、ダムの撮影スポット、地元の物販スペース、各所に充分な人員配置。

https://www.enjoy-minakami.jp/3dam2023

ダム近くまでは自家用車で行けないため、駐車場から放水ポイント、ダム堤体までは専用シャトルバスがピストン輸送している。バスがどんどん来るからそこまで待たずに済んだ。ナイス回転率。

https://www.enjoy-minakami.jp/pdf/3dam2023yagisawa2.pdf

バスは、近くのリゾートホテルのロゴがついていた(冬はスキー客が来るから、山奥だがホテルがある)。おや、次に来るバスは色も大きさも違うなぁ。
つまり、

近所の輸送手段を全投入している。


もちろんガチスタッフもいる。ダムの堤体に入れるツアーでは、専門スタッフがわかりやすく朗らかに解説。

さらに「撮りましょうか」を兼ねてくれる!(おそらく水資源機構か、東京電力の人たち)

堤体を下から見上げる。水の圧力を受け止めている強さよ…!

なんてスムーズな運営。2018年に始まり今年で4回目だそうですが、めちゃくちゃ磨き上げてる印象を受けました。

あと、

スタッフさんが、老若男女幅広かった。

おじいさんから、若いお兄さん、お姉さんまで。
すごい、地元リソースフル投入だ。
ぐんまちゃんもいたぞ!

なにより、みんな楽しそう。

ダム放水ポイントに早々に場所取りしていた人たちが、警備員さんと笑顔でおしゃべりしていた。毎年来てるのかな?

朝5時起きでしたが、すごい体験でした。

山奥で、東京からはなかなか遠いんだよ。でもめっちゃ人来てたし、全力で「楽しませるぞ!安全に!」という地元の熱量も感じられて、ダムの勢いと同じくらい地元の勢いにも感動しました。


あと、

かき氷チョーうまかった。

地元のイチゴをそのまま冷凍して削ったかき氷、東京の高いやつより映えてて美味かったよ。

氷がイチゴだから、シロップいらず。また食べたい。お会計してくれた日焼けしたお姉さんの笑顔も、ステキだった。

わたしの感情も貯まって貯まって、この文字量で放水いたしました。

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