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意味不明なサービス Vol.539

とある家電量販店に買い物に行った。
お目当ての物を見つけ、購入しようとするとすかさず家のネット環境とケータイの契約状況をヒアリングされる。

今日この場でサービスを乗り換えると
「●万円分の値下げ+ポイント付与」
今日のお目当て家電は余裕でタダでもらえる。
一気に引き込まれ乗り換えに申し込む。
(予期せず2時間拘束が発生、、)

いわゆる乗り換えキャンペーンってやつだ

よくよく聞くと半年ぐらい使えばまた別サービスに乗り換えてもOKとの事。正直、家のネットもケータイも普通に繋がれば問題ないので乗り換えに大した抵抗はない。そして半年後にまたサービスを乗り換えれば同じようなキャンペーンを受けれる可能性は高い。そうすると今回受けた割引・ポイント分を支払う事なくまた別のサービスを使い始める事になる。

これって消費者と目先の売上が上がる販売担当者にとってしかメリットがない。サービス提供者は何の価値も生み出さず、収益も得ることがなく、ただ一時的にユーザを捕まえるための値下げ合戦でしかない。意味不明なサービス。

もちろん消費者側の立場としてはありがたいのでキャンペーンを利用するがビジネスモデル的に何の成長もなく、頭を使ってない感じで大丈夫かと思ってしまう。

サービス提供者側としては新規に移ってきたお客の何割かはそのまま残るという読みなのだろうけど、ちょっと将来が不安になるサービス形態だ。もちろん差別化が難しいのだろうし、ポイント圏の拡大や家族割のように引き止める仕掛けも作ろうとしているが、まだまだ目先の割引には叶わない。

皆どこかおかしさは感じながらも、消費者としては圧倒的にメリットが大きいからクレームは上がらないんだろう。

意味不明なサービスだが、、ちゃんとメリットは享受する。






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