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105. チャンスは人々の不満の中にある〜ジャック・マーの名言〜

みなさんこんにちは。

今回はアリババの創業者、ジャック・マーさんの格言についてご紹介していきます。

この言葉を見つけた時、僕もこんな経験があるなと思ったので、それを紹介していきたいと思います。


ジャック・マーとは

ジャック・マーさんはアリババの創業者です。

生まれは中国の浙江省杭州市、幼少期は英語を学びたく近くのホテルに9年間ほど通って外国人と話をしていたと言います。

中学、高校は進学校ではなく、成績も優秀ではなかったそうです。

全国普通高等学校招生入学考試を2度受験したそうですが、成績は悪く、数学が1点、翌年も受験するも19点と低いままでした。

その翌年にもう一度受験したが、数学が79点、足切りは85点で失敗。

だが、高校の教師たちが、数学はからっきしだが独学で英語はずば抜けてできるということで、杭州師範大学に運動し、進学が決まりました。

大学を主席で卒業し、英語教師の仕事に就いたが、世界に出たかったジャック・マーさんにはそれほど魅力的ではなかったそうです。

そこで中国語と英語を翻訳する会社を起業しますが、当時の中国には英語をそもそも必要としなく、ほとんど売上はありませんでした。

そこでインターネットと出会い、中国企業の情報が英語でも紹介されるアリババ.comを立ち上げました。


チャンスは人々の不満の中にある

この言葉もジャック・マーさんのこれまでやってきたことを見てみると、その通りだなあと思いました。

アリババを立ち上げるときも、最初は見向きもされなかった英語と中国語の翻訳というところから、企業情報を載せたり、最終的には経済圏までを作り上げています。

世の中には何が足りていないのか、どういうものがあれば世の中の人が使いたくなる、豊かになるのかを考える時、世の中の人が不満に思っていることを解消するようなものがあれば、生活も豊かになります。


以前会社で、事務の女の子が仕事が多くて手が回らない、なので新入社員にも最初の教育として手伝ってもらう(事務の子がやり方も都度教える)、できた書類は照査・承認が必要なため、先輩社員(僕)が確認を行い、最終チェックを課長に見て頂くという仕事がありました。

内容だけ見ると同じような書類の単純な作成なのですが、一番作り方を分かっているのが事務の女の子だったので、ほぼ全てを1人でこなしているような状況でした。

どうしても仕事が回り切っていなかったので、課長に3日間だけ通常業務から外してもらい、エクセルやワードを使って、変わった数値のみ入力することで誰でも同じ書類が作れるように事務作業周りを一掃しました。

それからは、事務作業が来ても簡単に書類が作成できるので、新入社員への指導も最小で済み、事務の女の子もほとんど業務がなくなったので、設計社員の補助もするようになりました。

その結果、事務の女の子の仕事能力もあり、その子は昇級もすることになりました。

一時はてんてこ舞いでまさに涙目になるような業務だったのが、改善をしてみると他の仕事にも転用できる、なんてことはよくある話ですよね。

そんなチャンスを見逃さないようにしたいと思います。


最後に

世の中にはいろんなものが溢れていますが、その中でももっとこうだったら良いのになとか、こういう仕組みがあったら簡単にできるのになど、実は不満に思っていることはたくさんあると思います。

今回の件もその女の子がヘルプを投げてくれたから気づくことのできたものでした。

そんな不満という名のチャンスを、どうやって自分のチャンスにできるのかを考えて、実行に移していこうと思います。


それではまたどこかで。

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