62. 世界の海もキッチンも救う”魔法の繊維”とは!?
みなさんこんにちは。
今日は面白い記事を見つけてきたので、それについてご紹介します。
その名も、”魔法の繊維”! 名前からして気になりますよね笑
既に聞きたくて仕方ないぜ!☆ って方も多いと思うので、ご紹介しますね。
世界もキッチンも救う"魔法の繊維"とは?
この”魔法の繊維”が活躍したのは、インド洋モーリシャス沖で、日本の貨物船が座礁した時のことでした。
運搬していた重油、約1000トンが燃料タンクから流出しました。 海は上空から見ても真っ黒に汚れ、回収も困難な状態になっていました。
周囲の生態系にも油がまみれ、多くの被害が出ました。
その中で油の回収作業に使われたのがこの”魔法の繊維”でした!✨
そもそも”魔法の繊維”ってどんなもの?
実はこの”魔法の繊維”は日本で作られた技術とのことです。
開発した会社は「エム・テックス」という会社だそうです。
このエム・テックスという会社は、
奇跡の技術を最大限に活用し、人に、社会に、世界に貢献します。
という企業理念のもと、最先端のナノファイバー量産技術や、埋もれてしまっている素晴らしい技術の発掘、技術同士の組み合わせ新たな製品を生み出し事業として成り立つモデルへと確立しています。
また、新しい技術を活用し、社会に革新をもたらす新製品の研究開発を様々なパートナーと共同で進めているとのことです。
そんなエム・テックスで開発されたのが、この”魔法の繊維”。 髪の毛の100分の1の太さの細かい繊維で作られており、この繊維20gで油約1Lを吸収するとのことです。
また、吸った油はしっかり吸着してこぼれる様子もありません。 それに加え、水に浮いた油にこの魔法の繊維を着けると、水は吸わず油のみを吸着します。
水を弾いて油だけを吸収するため、海に浮いた油だけでなく、樹木に付着した油にも有効とのことです。
また凄いのが、水を弾く性質は蓮の葉の性質を応用したものとのことです。
この”魔法の繊維”はどこで活用される?
先ほどのインド洋の重油の流出以外にも活躍した事例がたくさんあります。
2019年の佐賀県で起きた豪雨による工場からの油の流出事故の際には、支援物資としてこの"魔法の繊維"が無償で提供されました。
油の吸着の際には、「このシートを大量に欲しい」「必要な分だけ頂けませんか?」と、問い合わせがあったそうです。
効果はすぐに出たそうで、5万トンの油の回収作業が2週間で完了したとのことです。
え!?"魔法の繊維"が買えるんですか!?
なんとこの”魔法の繊維”はキッチン用品として販売されているようです!
このネーミングセンスがすごい!
その名も、「ベルサイユのわた」!
「採油(サイユ)」もかかっていてネーミングセンスがキラッと光ってますね!✨
なんとフライパンの油汚れもこの”魔法の繊維”で拭き取ることができます。
一般的な油吸着剤の5倍も吸着力があり、細かくちぎって使うこともできるため用途に合わせて無駄なく使えるとのことです。
コロナ禍の影響で1年間で15万個の売り上げを叩き出したそうです!
料理だけでなく、車のホイール磨きや、DIYにも使用できるとのことで、若者から年配の方まで幅広く利用されているとのことです。
まとめ
今回は、世界の海もキッチンも救う”魔法の繊維”についてご紹介しました。
キッチン用品としても使える「ベルサイユのわた」が世界の海も救うなんてすごいですよね。
そして、フライパン汚れも簡単に綺麗になるとのことなので、みなさんも是非一度使ってみてはいかがでしょうか?
僕も探してみようと思います笑
それではまたどこかで。
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