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蝶が花から花へ、蜜を求めて舞う『香り緑茶』

『花ここち』『蝶々あそび』

創業安政六年、友人のイトコさんの日本茶専門店初美園が扱っている『香り緑茶』を飲んでみました。

香り緑茶は、普通の日本茶の製法にはない萎凋(いちょう)という、茶葉のもつ酵素の働きを促し華やかな香気を生み出すための工程を取り入れることで、花のような、果実のような甘い香りを出すのだそうです。
香り緑茶の香りは、“無添加”。香料を使わず、完全に茶葉の中から現れた香りだけで “花のような香り” が生まれている。それは茶葉が持つ本来の香り。
静岡県茶業研究センターが研究開発し、勝間田開拓茶農協が実用化。第三の煎茶と言われ人気だそうです。

実際飲んでみて、

『花ここち』はふんわりほのかにブーケ、ジャスミンに近い香りかな。でも普通のジャスミンティーと違ってきつくなく、渋みも少なく、本当に名前のとおりふわっと心地良い香り立ち。紅茶や烏龍茶と違って、色や味わいは緑茶です。

『蝶々あそび』はまた違う、少し蜜のような今までに味わったことのない風味。
「焙煎香と花香が複雑に混ざり合った、香り豊かなほうじ茶」と書いてあるけどまさにその通り。花束に顔を突っ込んだ時の香り(花の奥にある蜜の香り)と、お茶の香りがほのかに調和していて幸せな気分になれる。私、これすごく好き、リーフ大袋で購入決定!
かなりぬる目のお湯にゆっくり浸すとまろやかで甘い香りがします。来客時にお出ししたら、ちょっとしたお茶談義になりそうね。

どちらもフレーバーティーとは全く違う印象で、雑味が無くとても品が良いです。香料を使わずに、製法だけでこんな香りが出てくるなんて不思議。

『花ここち』『蝶々あそび』、名付けたのは農家で作る組合らしいけど、なかなかいいネーミングだと思います。蝶が花から花へ、蜜を求めて舞う様子を表現したものですかね~。

ご近所さんがお孫ちゃんと雛祭りをやるというのでプレゼントする予定。で、雛祭りらしく『蝶々あそび』のパッケージを黒から若草色に変更してもらいました。黒のほうがお洒落だけどね。

初美園はお客さんの要望に応じて(私の無茶振りにも応じて)、パッケージデザインを考えてくれたり名入れをしてくれたりと、フレキシブルな対応が嬉しい。店主さんデザイン力あるので素敵な仕上がりになるし、そのやり取りも楽しめる。やはりお茶は味だけでなく、イメージ豊かに優雅な世界を楽しみたいものね。

少量からの量り売りスタイルは初美園だけかもです。
お試しにも、ちょっとしたプレゼントにもおすすめです。
タイトル画像は一煎パック。

説明書きにあった文章
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開拓者たちの新たな挑戦『香り緑茶』
かつて荒れ果てた広大な牧之原の大地を、日本一の茶園にした開拓者たちがいました。その子孫ともいえる現代の若き茶農家達が新たなお茶づくりに挑戦し、出来たのが『香り緑茶』です。
これまでの茶製造に新たな工程を加え、お茶のもつ香りをさらに引き出しました。今までのお茶とはひと味違った香りと味わいをお試しいただき、ぜひ若き開拓者たちを応援してください!


初美園HP



DOVA-SYNDROMEに私のフリー音楽素材があるから、よかったら使ってね。

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