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何も考えてなさそうな夫。


今週も日記を書きました!どこか1日だけでもどうぞ。

今週は…
■今日もこじらせている
■戻りたくない日々が心の支え
■スイカゲーム2人対戦
■グラデーションの世界
■エビフライ巻きはどこへ消えた
■人々は366日愛し合える
■何も考えてなさそうな夫

の7日間です!



■2月24日(土)今日もこじらせている
昼ごはんを調達しようと、地域のお惣菜やお弁当を集めたお店で商品を眺めていたら、レジにいる店員さんが知り合いの女性だと気づいて結局何も買わずにそっと店を出た。わたしは知り合いに、「この人は今日これを食べるのね」と思われるのが昔から恥ずかしい。たとえばスーパーで鉢合わせてカゴの中身を見られるのも恥ずかしい。なんだか体の一部を見られるみたいで。今日も自意識をこじらせている。


■2月25日(日)戻りたくない日々が心の支え
もう30代だっていうのに、いまだに部活の夢を見て「あ〜もう練習しなくていいんだあ〜」って目覚める朝がある。今日もまた。大人になってから何度「まあ、夏休みの部活の練習に比べれば余裕」という比較をすることで目の前の壁を乗り越えてきたかわからない。夫に言うと、「俺もそう。そうしたら仕事もちょっと楽に感じてくる」と同意してくれた。怒られながら走って、もうこれ以上無理と思いながら走って、走って、走る永遠のような数時間。やっと永遠が終わってもまた次の日になれば同じ練習。当時はその中にもたのしさを見出していたのかもしれないし、得たものもあるが、もし日当3万円と言われても二度と戻ってやるもんか!絶対に戻りたくないと思う時間があることを心の支えにしながら、大人をやっている。


■2月26日(月)スイカゲーム2人対戦
夕食後、「スイカゲーム、2人で対戦できるやつも出たらしいよ。買う?」と夫が言い出したので、「ぜひともやろう!」と張り切って返事。夫は早速画面を開いて購入手続きをしながら、「でも俺、最近スイカゲーム全然やってないから、できないかもしれないな」と弱気発言をしていて、なんだかカラオケで曲をデンモクに入れながら「これ歌えるかわからないけど入れてみるわ」ってあらかじめ予防線を張る人みたいだなと思う。ゲームが始まっても、夫は「あれ、全然覚えてないや、りんごふたつで何になるんだっけ」だなんて寝ぼけたこと言ってるから油断してのんびりプレイしてたらあっさり負けた。


■2月27日(火)グラデーションの世界
ショッキングな話や、人々を二分するような話や、わざと不安を煽るような話や、誰かの価値観を否定するような話。今日はそういうものから離れたかった。離れたいときに、わたしはnoteにやって来ているのだと思う。ここでは、バズるためのセオリーやテクニックみたいなものが通用しない代わりに、まっすぐな言葉がまっすぐに届いてくる。二分ではなくてグラデーションで物事を捉えることができる。まだまだ世界は優しいと信じられる。


■2月28日(水)エビフライ巻きはどこへ消えた
わたしが暮らす街のいくつかのスーパーで探してみたが、ない。今日も大型スーパーを隅々まで探したが、やっぱり見つからない。エビフライ巻き。わたしはエビフライ巻きがとっても好き。子どもの頃、地元のスーパーではエビフライ巻きが定番商品で、それを見た母が真似て作ったりしていた。わたしにはわざわざエビフライをまっすぐ揚げて、うちわで仰いで酢飯を作り、海苔で巻いていくような気概はないから、できあがったものを買いたいのだが、どこにもない。スシローには海老フライアボカドロールなるものがあると聞いたけど、違うんだ、わたしが食べたいのはエビフライとレタスとマヨネーズだけのシンプルなやつなんだ。なぜないんだろう。流行の問題か、はたまた地域の問題か。エビフライ巻きはどこへ消えたのだろう。


■2月29日(木)人々は366日愛し合える
ミスチルの公式YouTubeに上がっている『365日』のライブ映像で、冒頭に「人々が1年間で愛し合える日数」「365日」って文字が映し出される演出が何度見ても最高に好きなんだけど、「今年は、人々は366日愛し合えるんだな」と我ながらなかなかロマンチックなことを思う朝。そういえば子どもの頃出会った人が、「わたしはうるう日が誕生日だから、4年に1度しか誕生日がない」と嘆いていた。薄い繋がりしかないその人をわたしは4年に1度必ず思い出している。


■3月1日(金)何も考えてなさそうな夫
大谷翔平選手に『very special to me』と言ってもらえる人生について思いを巡らせていたら、日が暮れた。日が暮れたので、野菜をざくざく切って夕飯の鍋の準備をしていたら夫が帰ってきて、この人はわたしのことを『very special to me』だなんて思っているだろうか、いや何も考えてなさそうな顔してるなと思った。何も考えてなさそうな夫と向かい合って鍋を食べて、ソファに並んで映画を見た。電気を消して映画館風の空間を演出したけれど、真っ暗すぎてお菓子の「ばかうけ」がどの味かわからず、カレー味をふたつ続けて引いてしまう。映画は犯人が最後までわからないスリリングな展開で、夫は細かく伏線を拾いながら「さっき言ってたことと繋がる!」などと、とても真剣。夫はこういうときだけ、何か考えている顔になる。




今週もありがとうございました!
3月いっぱい、この形で書き続けます。


おわり

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