社会人向け大学院への入学検討をした話その2
この記事は、病院で働く事務職員が、現状の業務に対する自分の能力に限界を感じ、学び直しとして大学院を修業の場として検討した話です。
今回は私が社会人向け大学院への入学を検討するに至ったきっかけの話です。
私が大学院入学を考えるまでは、何か資格を取ろうと考えていました。氷河期世代にありがちな思考ってやつですね。
既に取得している資格もありますが、関連資格か新しい分野の資格にするかを色々と調べました。資格関連の情報をまとめたホームページは複数ありますが、今回は経済的負担を考え、雇用保険の教育訓練給付の対象講座を検索することにしました。
1 教育訓練給付について
教育訓練給付については前からその制度を認識をしていましたが、今まで全く利用していませんでした。
資格を取るのであれば、可能な限り経済的かつ効率的に取りたいと考え、教育訓練給付の対象講座の中に良いものがないか、調べました。
検索は、厚生労働省の検索サイトから調べることができます。
この教育訓練給付は、3つの種類があります。
最も給付額が大きいのは、専門実践教育訓練です。これは最大で受講費用の7割が支給され、最大で112万円まで支給されます。
対象講座は、業務独占資格(社会福祉士、介護福祉士、医療関連職種等)や専門職大学院の課程、職業実践専門課程等があります。
次に給付額が大きいのは、特定一般教育訓練で受講費用の4割が支給され、最大で20万円まで支給されます。
対象講座は、デジタル関係の講座等があります。
最も給付額が低いのは一般教育訓練で、受講費用の2割が支給され、最大で10万円まで支給されます。
対象講座は、税理士や大学院などの課程があります。
2 資格取得か学位取得か
(1)社会福祉士について
最初は社会福祉士の講座を検討しました。
病院業務への理解が深まりますし、定年後のセカンドキャリアにも役立つと考えたからです。
しかし、1つ大きな問題がありました。それは1か月以上の実習を受けなければならないことです。実習は平日日中しか行われないため、退職するか長期間の休暇を取らなければなりません。
職場で実習をお願いする方法もありますが、抱えている仕事をしなければならないため、現実的ではありませんでした。
社会福祉士が無理なら、介護福祉士も1つの選択肢かと思いましたが、こちらも実習が必要となるため、諦めました。
(2)医療技術職について
専門実践教育訓練の講座を検索すると、業務独占資格・名称独占資格の養成講座が多数あります。病院業務の一分野への理解を深めるのであれば良いですし、個人的には勉強が楽しそうでした。
しかし、これらも平日日中の実習が必要であるため、不可能でした。
(3)大学院について
教育訓練講座の検索サイトを見ますと、専門職大学と専門職大学院の検索項目があります。
ロースクールは知っていましたが、ビジネスと会計については事の時初めて知りました。
個人的にはロースクールにとても興味がありましたが、残念ながら夜間開講の学校はありませんでした。しかし、ビジネスと会計については夜間休日開講の学校がありました。
ここで初めてMBAとアカウンティングスクールの存在について認識しました。「あれ?どちらも自分が不足していると感じている知識について学べるのでは?」と思ったわけです。
こうして私は、大学院で学んで学位を取得するという事に興味を持ったわけです。2024年の9月でした。
続く
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