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8. 向き不向きは自分が決めることじゃない

こんばんは。
秋の空、気温、虫の鳴き声などに趣を感じる季節になりましたね。秋です。名前はharuだけど、秋が一番好きです。

さて、私のnoteのバックナンバー「5.私の心の拠り所」で投稿をチラつかせた、バイト先の上司への相談事について、書こう書こうと思ったまま、気づいたら1,2ヶ月もズルズルと経ってしまっていました。

同記事でも書きましたが、結局上司に相談した際は、話を聞いてもらったことで少しスッキリはしたけれど、解決には至っていませんでした。
だから書けなかったってところもあるんだけど。


ですが最近、別の上司に同じ話をしたところ、解決の糸口が見えたというか、ストンと心に落ちたので、noteに綴っておくことにします。


そもそもその相談事って?というと、

今働いている集団塾講師という職業が自分に合っていないのではないか

ということ。

きっかけは一つではないのだけれど、あえていうなら、同期の女の子と、いつも良くしてくれる先輩という2人の存在。

私のいる塾は、大学生バイトも、小中学生の集団授業・全生徒の質問対応・個人指導を、正職員と同じレベルで求められる。それゆえ、ある程度の知識、主観性と客観性の兼備、そして積極性が必要。

私は塾バイトを始める前から、自分には多少は知識と主観性客観性はあれど、積極性が足りないことを自覚していました。


今回も、そのコンプレックスが表面化してしまったことが原因だろうなと。

先生方はみんな、生徒の能力を伸ばすことに没頭している。
同期は、上司や先輩に気兼ねなく教わりにいく。

生徒のために頭を捻らせている。

生徒のために。生徒のために、、、。

私は、生徒のために動けているのだろうか。
私は、なんのためにここにいるんだろうか。


別に私も生徒のために働いていないわけじゃない。

28人もいる生徒一人一人とのコミュニケーションや回答から、弱点と間違いの原因を分析して、そのための対策を与えて。

バイトがない日も毎日毎日みんなのこと考えています。


漢字テスト作らなきゃ、とか
あっこれお話ししよう、とか、
あの子どうしたら伸びるかな〜課題どうしよう、とか、



でも、全然聞いてくれない子、やってこない子もいて。


疲れ切っても毎週授業はしなければならないし、生徒の高校受験の日にちは刻一刻と迫っている。
ここで、先生としての私が思考を放棄して、ずっと足踏みをしているわけにもいかない。

あ、そうだ。
本当はわたし、人前に立つのも、たくさんの人と関わるのも、ずっと苦手だったんじゃん。
こんな苦しい思いしてまで、頑張ってもどうするの。


職場は楽しいけど、職業は向いてないのかな…。


といった具合にグツグツ煮え切ってしまいまして。笑


という話を、上司にすると、

「向いてる向いてないは○○(私)が決めることじゃないっしょ」



え?と思いました。


「それを決めるのはもっと上の人間であって、もしその人が、"実は○○使いづらかったんだよね〜この仕事向いてないんじゃない?" って言ったら確かに向いてないかもしれないけど、"いやいや、誰かに頼まなくても君がやってくれてるこういうことにいつも助けられてるよ" って言ったら、それは確かに人の役に立ってるじゃん。あとは○○がこの仕事を楽しいと思えるかだよ。

今、やってて楽しい?




この言葉を聞いた時、なぜか涙が出そうになりました。

いつもそうなんですけどね。自分の打ち明けた悩みに対して相手が真心から言葉を返してくれる時、胸の内がぎゅうっとなって今までの思いが込み上げて自然と涙が出てしまうんです。

まぁそれは置いておいて。


向いてない向いてないって一人で塞ぎ込んでいたけれど、それは非常に独りよがりな生き方で、まずは上司に聞く!そして向いてないって言われたら続ける続けないを自分で決めればいいし、向いてるって言われたら頑張ればいいし!
まぁ、向いてないって言われたらそれはそれできついけどね、、、
(実はこの後、上司と解散して一人になってから、客観性はあると思ってたけど、結局自分にあるのは主観性だけだったか…、とちょっと落ち込んだりもしました。笑)

ただこれに関しては、私ひとりでは決められないことだったってだけでした。
私が向いてないと思っても、この職場に居続ける限り、居たいと思う限り、やれって言われたらやるしかないし。笑


あのまま一人で抱え込んでいたら、きっと私は生徒の受験まで半年間、複雑な心境のまま職場で過ごしていたと思う。

今回お話を聞いてくれた上司はいつも言葉はきつめだけど、それは歯に衣着せないだけで、ぬるい同情ではない、相手のことを一番に考えた返答をくれるんです。


人との対話はいつも、私の中にないものを与える。気づかせる。


今はその機会は減ってしまったけれど、なんであれ、失いたくないものは、自分で一生懸命掴み留めておくしかないんだなって思いました。

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