目指せ!51歳からのアスリート・キャリア支援 ~イベントレポート【キャリコンサロン編集部】
その卓越した技術・体力・メンタルで見る者を魅了するトップアスリート。そんなトップアスリートとキャリアコンサルタントの相乗効果が日本の未来を変えるかも。
皆さん、こんにちは。
じゅんじ@50歳からのキャリアコンサルタント です。
キャリアコンサルタントの世界をnoteで明るく楽しく共有させていただいてます。
先日、盛大なオンライン・イベントを成功させたキャリアコンサルタントのコミュニティ「キャリコンサロン」のnoteマガジンに参加させていただいております。
私は水曜日担当です。
今週のお題は
「イベント(セミナーでも可)レポート」
です。
私は今回、SCSC(スポーツキャリアサポートコンソーシアム)が主催する
ACC(アスリートキャリアコーディネーター)
養成プログラム
について共有しようと思います。
◆SCSC、ACCとは?
アスリートは引退後、仕事に就けても、
・これまでの経験をほとんど生かせない
・報酬が低く生活に不安を抱えてしまう
というケースは少なくないそうです。
これではスポーツに明るい未来など見出せない。そこでアスリートのセカンドキャリアを支援する体制が作られました。
それが SCSC と ACC です。
SCSCはスポーツ庁委託事業としてアスリートのキャリア形成を支援する体制を整備している組織です。
そして、アスリートのキャリア形成を実際に支援するプロフェッショナル人材がACCです。
ACCになるためには通常6日間の講習を受講する必要があるのですが、キャリアコンサルタントはなんと、
「アスリート理解プログラム(3.5時間)」
を受講することでACCに認定されるというじゃありませんか!
私はかつて自分の仕事のやりがいを考えた時に、スポーツ関連の仕事に関われないかと模索していたこともありました。
こんな形でスポーツと関われる機会がやってくるとはまさに「クランボルツ~計画された偶発性理論」を地で行ってます!
※「計画された偶発性理論」はこちらを参照。
◆アスリート理解プログラム当日
さあ、いよいよプログラム当日となりました。
参加者は全てキャリコン資格者。
総勢250名以上!
今回、講師として2人の元/現役アスリートが招待されていました。
ダース・ローマシュ匡 氏
元北海道日本ハムファイターズプロ野球選手
上田 真穂 氏
エアロビック競技選手。日本代表
初めはお二人へのインタビュー形式で講義が進みます。
お二人のキャリアストーリーは対照的でした。
ダースさんの話
野球選手としてはある意味頂点を極めたが、そこで挫折し、野球を取ったら何も残っていなかった。というところからの再出発。
上田さんの話
プロ競技で無いため働きながら競技を続ける必要があった。競技と仕事の両立を行う上での苦労が多い。
その後もお二人の話や実技訓練を通じて、アスリートへのキャリア支援に関して以下のような学びがありました。
◆アスリートのキャリア特性について
普段キャリアについて考える機会は少ない。
ケガなどにより、突然キャリアチェンジがやってくる。
プライドは高いが、キャリアに関する不安も大きい。
アスリートの競技特性、ポジション特性、役割特性から醸成された社会的なスキルに本人は無自覚だったりする。
◆アスリートのキャリア支援方法について
一度心を開けば話が早い。信頼関係が重要。先生・恩師などの周囲へのアプローチも必要。
キャリアについて視野を広めてもらうための具体策の提示が必要。
アスリートの競技特性、ポジション特性、役割特性を理解し、産業界で通じるものを一緒に探してあげる。
◆ACC に認定されました!
約3時間半のプログラムはあっという間に終了。
いや~、楽しかった。
これで「アスリートキャリアコーディネーター」って肩書がもらえるなんて、なんか得した気分。
と思っていたら、しっかりと2000文字程度のレポート提出がありました(泣)
さらに、こんなカードの作成課題もあり、あまり考えもなく「公開可」にしてしまいました。
その内どこかで公開されるかもしれないですね。
あれから1か月余り。
「ACCに認定されました」
と連絡が来ました!
これからどういう支援ができるのかまだ見当がついておりませんが、とりあえず行動計画どおりに実行していこうと思います。
アスリートの優れた能力をセカンドキャリアに活せるように我々キャリコンが支援できたら、それは本当に素晴らしいことですよね。
目指せ!51歳からのアスリート・キャリア支援!
ではまた!
追伸:
「目指せ!~歳からの」シリーズはこれで3回目。過去のシリーズも良かったら読んでくださいね。
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