無責任な正しさ
頼られたり、助けを求められたりした時
"正しい"行動は救命道具を持ってくることだ
確かにそれは間違っていない
でも、それは安全な所から
手を差し伸べているに過ぎない
自分はリスクをおかさず、責任を持たず
正しいことをやっているだけである
しかし、もし救命道具がなかった時
常に正しい判断を下してきた人は
どんな行動をとるだろう
おそらく何もすることはできない
なぜなら、自分自身はリスクをおかせないからだ
正解のない問題に対して
常に正しい判断を下してきた人は
正解みたいなことを言うだろう
その返答は誰も救わない
何もわからないくせに何を言っているんだ
と思われるだけだ
同じ境遇をしていないければ
その人のことは理解できるはずもない
あなたは、溺れている人がいたら
一緒に溺れる覚悟はあるか?
あえてもう一度言うと
安全な所から救命道具を渡すことは
正しい判断である
無責任の正しさか
責任ある不正しさ
時に後者が求められている場面がある
ということに気づかなければならない
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