仮面なしには生きられない。
JUMP PLUS 読み切り『仮面学級』は
コロナ禍、SNS、匿名が
テーマであると思う
今だからこそ、考えさせられる漫画だった
少し個性的な価値観を持つ主人公は
中学時代周りから浮かないため
"普通"である努力をしていた
そんな彼女はその生活を
下の画像の様に表現した
"変"が許されない
普通を強要される世界である
そして、高校に進学が決まった矢先
コロナウイルスの蔓延により
顔を合わせないまま高校は休校になる
しかし、彼女は喜んでいた
自分が自分らしくいられない世界は
苦しく辛いものであったからだ
そんな時「仮面学級」という
高校生向けの匿名の仮想学級と出逢う
そこでは、匿名であるからこそ
自分らしくいられた
言うまでもなく
その場所に居心地を感じていた
緊急事態宣言が明け、学校が再開すると
主人公は再び苦痛な生活を送ることが億劫になっていた
そして重い足で学校に行き
自己紹介の場面で
ストーリーはクライマックスを迎える
彼女にとって
SNSの中では匿名という仮面が
現実世界では偽りという仮面が必要だった
仮面なしに
自分らしくいることが難しいのが
今の世の中である
なんと世知辛いことだろう
SNSに生きる場を求める人がいる
ということも理解できた
でも、それは人があるべき姿ではないと私は思う
仮面がいらない世の中を作るべきである
コロナウイルスによりリモートが増えた今
実際に会って仕事や授業を受けるということについて
考え直すべきだと思う
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