ルール守るのってそんなに大事ですか?
私にはついやってしまう癖があります。
それは横断歩道を渡るときに「右見て左見てまた右見て前見てヨシ!」を行うです。
さすがに気合入れてやるほど体に染みついているわけではないのですが無意識で指差呼称してしている時があります。
それはなぜか?
私は入社したときに地方の工場に配属され、安全教育を受けた際に工場内の横断歩道を渡るときには指差呼称し、安全確認するようにと教えられました。
もちろん指差呼称をやることの意味はあります。
ぼやっと作業していると事故や怪我につながる恐れがある。だから指差呼称を行い意識レベルを上げて緊張感・集中力を高めて作業を行う。
実際に指差呼称やったことある方ならわかると思いますが真剣にやると心が引き締まります。
工事現場のそばを通った時に大声で「今日もゼロ災でいこう、ヨシ!」とか聞こえてきて怪訝な顔をされたそこのあなた。ぜひとも仕事始める際や作業の開始時にやってみてください!
百聞は一見に如かず。とにかくやってみましょう!
でもあるある話ですが工場内でやっても一歩外に出るとやらないんですよね。。。
横断歩道を渡るときに指差呼称しましょうって言われてもいい大人なんだから大丈夫でしょ?って思いませんか?
子供のころに手を上げて横断歩道渡りましょう!とか教えられたけど大きくなると誰もやっていないからとか恥ずかしくてやめたとかの理由で横断歩道を渡る際に手など上げないと思います。
子供と歩いてて「ちゃんと手を上げないとダメだよ」と注意されるとドキッとします。
調べてみると国家公安委員会が公示されている交通安全教育指針に記載がありました。
車を運転しているのも人であるため、見落とすことがあります。小さな子供だと車両が大きいと見えないことだってあります。運転者に注意喚起し、自己防衛するために手を上げることって大事なのです。
街を歩いているときに小さな子供たちが手を上げて横断歩道を渡っているのを見るととてもほっこりします。
歩行者の事故としては最近歩きスマホによる事故が増えております。確かに街を歩けばみんなスマホ見てないですか?
自戒を込めて書くとスマホを見ながら歩くのってホント危険です。自分は大丈夫と思ってついやってしまうでしょうが。。。
私もついやってしまうので気を付けたいと思います。
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ここまで読まれた方は今度から歩行しているときは気を付けようとか左右確認を怠らないようにしようとか思われたことでしょう。
日常の中で少し意識レベルを上げて気を付けようというのはいいことです。
危険なのは職場や工場で必ずやらなければならないのでやるといったマインドになってしまうことです。
本当にあった怖い話ではないのですが「ルールで決まっているのに横断歩道を渡るときに指差呼称していなかった」とか「自転車は左側走行なのに右側を走っていた」とか通報する人がいるんですよ。
そんなことが頻繁に起きるとどうなるか?
そうです!思考停止に陥るのです!
やらないとチクる人がいるのでやる。ルールで決まっているからやる。そんな気持ちでやることほど無意味なことはありません。
自分も経験ありますがとりあえずやっても全然意識レベルは上がりません。客観的にそんな自分の姿を見ると恥ずかしいです。
でも気を付けなければいけないのは通報する側も思考停止状態に陥ってしまっていたりするのです。
「ルールで決まっているから」とか「ヒヤリハットを挙げないといけないから」とかマニュアル人間になってしまうことあります。
心情的には過去に大きなミスやトラブルを起こしてしまった方はルールに縛り付けられてしますのは分かります。
でも通報する人ってどちらかといえば今までずっと真面目にやってきた人。
とにかくルールが全て。言われたことをきっちり守ってきた人。
果たしてルール通りにやってさえいれば事故は防げるのか?
新年早々に起きた羽田空港の衝突事故でJAL機からの脱出においてすべてルールで決めたマニュアル通りに行動したからだったのでしょうか?
日頃の訓練で徹底的に体に覚えさせているということはありますが、乗務員の方々が自ら考えて行動されたからというのが大きいと思っております。
自ら考えて行動する。これからの時代に非常に大事なこと!
SUNABACO代表のなかまこさんが仰っている真面目2.0に変化していく必要があるのです。
身の回りの安全、仲間がいる職場の安全を守ることは本当に大切です。だからこそ自分自身が変化していく必要があります。
自分のためではなく誰かのために変わろうと思えばすぐに行動できます。
皆さんも今から変化していきませんか?
そしてこの言葉を唱えましょう。
今日もゼロ災で行こう、ヨシ!
今回もお読みいただきありがとうございます。安全の事について考えると色んな想いが込み上げてきます。本社でパソコン仕事ばかりしてないで現場へ行ってきます!
ご安全に!
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