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【社会人一年目の教科書】HSPに有利な時代の変化を把握しよう(後編)【第2回】


こんばんは。

あなたとHSPがHSPのまま生きていける「優しい世界」を作るReyです。今日は久しぶりに寝不足な中での執筆ですが、頑張って誤字脱字の無いようにしたいと思います。

…もし、誤字脱字を見つけても、お手柔らかにお願いします(笑)

さて、今日は先週の続きですね。

社会で生きる上で「HSPがいかに今の時代、有利か」って話しをまとめてみたいと思います。

前回も書きましたが、今後20年は「歴史上最もHSPが社会の中で成功しやすい」時代に入ります。

でも、「その理由となる時代背景」を理解しておかないと、その有利な状況は活かせません。ぜひ、最後まで読んで頂いて、今後の社会を生き抜く上での前提となる認識をしてもらえばと思います。

…あと、ごめんね。今日も長いです(笑)

お時間ある時にお読みください。

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Ⅰ 今後20年で、”詐欺”が激減する理由


早速ですが、前回のおさらいをします。

①私達は資本主義で生きている。

②資本主義の核は「価値」を生み出して、それを「誰か」に届けること、である。

②このうち、ここ10年で「誰か」に情報を届ける方法が、「マス広告」からSNSに大転換した。

で、この前提に立つと、HSPには超有利な時代が来る、ってところまで話しましたね。


今日は、この理由を深堀りしてみます。

まず、「情報を得る方法がマスメディアからSNSに変化した」という前提に立つならば、「より資本主義の傾向」が強くなるということが分かります。

噛み砕いて言うとすれば、「価値」を社会に生み出しているのか、ってことがこれまで以上のそのまま、お金や信用などの「仕事の成果」へとつながっていくってことです。

これまでの社会では、マスメディアによってのみ多くの人に情報が届けられていたために、ある場所で「信用」を落としたとしても、別の場所でまた仕事を続けることは簡単にできたんですね。

でも、例えば、これから詐欺は減っていくと僕は思っています。それだけではなくて、ボッタクリバーや、ヤミ金なども成り立たなくなるでしょう。

それは、すべての人がネット上でSNSによってつながることで、すべての信用情報が可視化された時代がやってくるからです。

例えば、初対面の人とFacebookを交換して、その人の友達が10人だったら、どう思いますか?…きっとあなたは「この人、大丈夫かな?なんか信用できないなー」って思いますよね。

あるいは、恋人と次のデートで行きたいと思ったレストランを、Instgramで調べたところ1件も口コミをあげている人がいない。そして、ネットで調べたところ「ボッタクリ」の口コミや、ブログ記事が…。この時点で、絶対行きませんよね?笑

おまけにもう一つ。あなたは企業の採用担当者で、新規にライターを雇わなければいけません。面接をしたところ、口ベタだけど自分のブログを400日以上毎日更新していて200人ぐらいの読者を獲得しているAくんと、口が上手だけど、自分のブログさえ持っていないBくん、どちらを選びますか?

きっと、あなたはAくんを選ぶと思います。


そうです、その店、その人が「価値を社会に生み出した」履歴が、ネット上に大量に残された上、簡単に検索できる時代になったということです。だからこそ、これまでのように「その店、その人の信用を損なう」行動をし続けている人はネット上にの履歴が残されて、商売が成立しなくなってしまうんですね。

まさに社会に価値をいくら生み出したか、という信用勝負になるので、資本主義の特徴がよりハッキリとした形で現ることになると思います。まさに、「むき出しの資本主義」が社会を支配する時代が来ると思います。

ここをまず把握すること、非常に大事です。

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Ⅱ なぜ、HSPが有利な社会になっていくのか


じゃあ、ここから更に深堀りしますね。

「価値を社会に生み出した」履歴が社会に残るようになると、どういうことが起きるのか?

結論を3つ言います。

順に説明しますね。できるかぎり簡潔に(笑)


まず、①「資本主義」への理解の差が、人材の価値としてこれまでと違って大きくなる、ということ。

これは、上記に書いた通りです。すべての社会人が「価値」を生み出しているか?ということが社会の中で問われる時代になります。

だから、「会社の中でお茶出し的な役割」によってお金をもらっている人は一切いなくなると思っていいと思います。その人が生み出している「価値」はゼロなので。


次に、②お金の価値が下がり、信用の価値が高まる、ということ。

これを理解するためには、まずお金というものを理解しなければなりません。

そもそも、お金って何で必要だと思いますか?もともとは、ブツブツ交換が基本だったところから、お金によって物を交換してもらうように変化しましたよね?

じゃあこの変化は何で起きたのか?

自分が生産している物が果物の場合、ブツブツ交換をしようにも、一定時間を経過すると、腐ってしまいます。だから、その人が生産した果物の価値が時間に関係なくその人に紐づくように、「腐らない果物」としてお金が生み出された。これが一つありそうですね。

さらに、誰かが生み出したものが偽物である場合があります。だから、どこの誰とも分からない人と取引することは、ブツブツ交換が中心の取引ではリスクですよね?だからお金っていう誰の目にも分かるものを介して、取引をすることによって、見知らぬ人とも取引をすることができるようになった。

だから、お金はある側面において、どこの誰とも分からない人との取引のための道具、に過ぎないってことです。

じゃあ、SNSによって、みんなの行動などの履歴が残ることで「信用の可視化」がされた世界では、「お金」はどうなるのか?

当然、「お金」の価値は相対的に下がって、「信用」の価値が相対的に高まります。

田舎ではこれが普通に成り立ってますよね?この間の大根美味しかったから、今回はウチで作ったりんご、多めに分けてあげようっていう風に。

そうです、ここでは現代において介在しているはずの「お金」の部分がそのまま「信用」とか「恩」に置き換えられているんです。

SNSによって多くの人がつながっていく社会ではこれが起きます。「総田舎社会」みたいなものが登場するってことです。

今後の社会では、お金をたくさん稼がなくても、「美味しい大根」を多めにあげておけば、自然と「美味しいりんご」がもらえるようになるってことです。

日頃から、相手に「価値」を与えていれば、お金など介さなくても、ちゃんと困った時に助けてもらえたりするってことです。


で、③「テイカー」は成り立たなくなる、ということに繋がります。

英ファイナンシャルタイムズの「2013年ビジネス本大賞」の『ギブアンドテイク』。

この本によれば、「ギバー」と「テイカ−」と「マッチャー」の3種類に人は分けられると言います。

「ギバー」とは、「自分が得る利益よりも多くを与えようとするもの」

「テイカー」とは、「自分が与えた量よりも多く利益を得ようとする者」

「マッチャー」とは、「自分の利益と相手の利益を同じにしようとする者」

簡単に言えば、与える「ギバー」と、奪う「テイカ−」です。「マッチャー」は「ギバー」の賢いバージョンだと思っていただければ。

ここでは、話を単純にするために「ギバー」と「テイカ−」だけ考えます。

すでに述べたように「その人の履歴」が残っていく時代では、その人の属性が「ギバー」なのか、「テイカー」なのか、っていう情報もSNSなどによって残されていきます。

僕らは既に、接客が悪いなどの「テイカ−」な店を、ネット上の口コミによって確認することができて、そういう店はすぐに潰れてしまいますよね。これが個人レベルで起きていくのが、今後の世界です。

だから、「テイカ−」であることは、これまでと違って「損」でしかありません。短期的に得をしても、長期的に見れば、「超損」です。

「テイカ−」だと、田舎のような世界では困った時にそれまでの信用が貯まっていないので、助けてもらえないんですね。それでも、これまでは、口先でごまかして、何とか助けてもらえる場合もあったと思いますが、今後の世界では「テイカ−」だった履歴がネット上にめちゃくちゃに残されてしまうので、それを見て、「あ、この人、テイカ−なら助けてもこっちが損するだけだな」ってなって、助けてもらえなくなっていきます。


で、ここまでの「3つのこと」を読んで気づくことありませんか?

そうです、今後の社会で重要になってくることはすべてHSPが自然とできることばかり、なんです。

資本主義がむき出しになる世界では、「価値」を与えることができる人が勝ちます。

「価値」は「相手がして欲しいこと」をすることによって生まれます。だから、相手の立場や感情を理解する能力に長けているHSPには有利です。

あるいは、②お金の価値が下がり、信用の価値が高まることと、③「テイカ−」は成り立たなくなる、ことについても、生まれつきの「ギバー」であるHSPにとっては有利に働きます。

HSPの特徴として「親切」であることが挙げられることが多いですが、これはHSPが自然と相手のことを考えてなにかをしてあげたい「ギバー」であることを示しています。

「テイカ−」であることが不利になっていく世界では、自然と「ギバー」であるHSPに信用が貯まりやすくなるってことですね。


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Ⅲ 僕が働き方を変えた理由


さて、ここまでは時代がHSPに有利に働くって話しをじっくり説明してみました。

では、この中でHSPはどう動くべきなのか?ってことを、僕がしていることをお話しながらまとめてみます。

僕自身がこの変化への対応として行っていることは、SNSとnoteの運用です。

これまで僕はSNSやブログを苦手なものとして認識してきました。自分の生活や考えを求められていない人もいるネットに発信することが何となく嫌な感じだったんですね。

それならば目の前の自分の意見を求めている人に、真摯にお話をしたい。

そう思って、「HSP向けの個人コンサル」のサービスをさせて頂いてきました。

でも、時代の変化により、ネット上に履歴の残らない活動だけしていては、目の前の人にさえ、お話を聞いてもらえない時代が来る、と考えたため、SNSやブログなどのメディアに少しでも自分の考えを発信していこうと思うようになりました。

ただ、SNSやブログなどネット上にコミュニケーションの舞台が移っても結局は、「相手の立場に立って、相手がしてほしいことを与える」という基本は変わりません。

むしろ、可視化されたことで、それができる人の価値が高まったように思います。つまり、人の痛みや感情が理解できるHSPの特徴は、これまで以上に重宝されるようになるってことだと思います。 

だから、HSPとしてやるべきことは、自分たちの特徴を活かしつつも、ネット上に自分の活動や考えをしっかり継続的に残していく作業をしていくってことです。いくら、人の立場に立って考えることができても、基本的に「価値を社会に生み出した」履歴が残るのはネット上での活動だからです。

この辺りを理解しながら、今後の20年を生きていくと、素晴らしい成長や成功がHSPには待っていると思います。

この「社会人一年目の教科書」では、今日お話した「時代背景」を元にして、毎週木曜日に、社会人としてHSPはどう生きていくべきなのか、っていうことをお話していきます。乞うご期待です。

さて、いかがだったでしょうか。時代の大きな変わり目にいると僕は考えていて、すごく興奮しています。ぜひ、皆さんと一緒にこの時代の変化を乗り越えていきたいと思ってます!

…誤字脱字は大丈夫でしたか?笑

また明日〜。


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