最近の記事
- 固定された記事
- 固定された記事
マガジン
記事
裁判傍聴記・鹿児島地方裁判所における裁判員裁判「下福元町高齢夫婦強盗殺人事件」南日本新聞朝刊(2010年11月3日~12月11日)掲載
この記事について 南日本新聞社からの依頼で、鹿児島地方裁判所における裁判員裁判で、死刑求刑の否認事件として注目されたいわゆる下福元町高齢夫婦強盗殺人事件の傍聴記を執筆しました。新聞に掲載されたものは、新聞社による表現等の補正が入るため、ここに載せているものとは多少の違いがあります。検察官の死刑の求刑に対して、被告人が現場へ赴いたことを認めつつも、強盗殺人の犯人であることについては合理的な疑いが残るとして無罪が言い渡されました。本件は検察官控訴ののち、福岡高検宮崎支部係属中に
平成14年度司法試験2次・新考査委員のプロフィール刑事訴訟法・多田辰也先生(大東文化大学法学部教授)(受験新報618号[2002年])
この文章について 司法試験受験生向けの雑誌「受験新報」からの依頼で、2002年度から司法試験考査委員となった多田辰也教授の紹介記事を書きました。新しい考査委員の業績や学説について、同僚や後輩である別の研究者が紹介するものです。田宮研究室の後輩ということで、私が書かせていただきました。田宮ゼミOB・OG会の方々にお読みいただくために、ここにも掲載します。 -多田辰也先生が新しく考査委員となられました。先生の人となりをお聞かせください。 中島 多田辰也教授は、立教大学の学部
大崎事件第4次再審請求即時抗告審・令和5年6月5日福岡高等裁判所宮崎支部決定へのコメント(南日本新聞朝刊2023年6月6日掲載)
この記事について 南日本新聞社からの依頼により、大崎事件第4次再審請求に対する福岡高等裁判所宮崎支部の即時抗告棄却決定(令和5年6月5日)について寄稿したものです。翌日の朝刊に掲載されました。決定当日に記した所感ですので、分析が充分ではないところが多々ありますが、第一印象を記録するために掲載しておきます。 証拠の総合評価せず 無罪を言い渡すべき「明かな証拠」に当たるか否かは、再審で提出された新証拠だけでなく、確定審で調べた旧証拠や、過去の再審請求で提出された新証拠も総合