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木と毛糸

手づくりするのにちょうどいい季節になってきた。
編みものなんかとくにそう。寒い日に毛糸はあたたかい。

そろそろ部屋の雰囲気も変えたい、ということで、ちょっとした飾りものをつくることにした。


100均で見つけた木製のモチーフ。いつか使おうと大事にとっておいたもの。それと、中途半端な長さで使い道に困っていた毛糸。そのなかでも、もったいないと思い使えなかった高級感のあるモフモフなものを選んだ。

色の組み合わせもいい感じだし、よし、この2つの素材を使って何かつくろう。木製モチーフと毛糸で編んだものを交互につなぎ合わせて壁にぶら下げるなんてどうだろうか。

さまざまな色と素材のなかから自分の納得できる組み合わせが見つかるとパズルのピースがはまったみたいな気持ちになる。この段階で長いこと悩んで結局決まらなかったりするから、組み合わせが決まっただけでもかなりの達成感だ。

まずは毛糸の形をどうするか。最初はボール形にしようとしたが、最終的に平らな丸形になった。マカロンみたいな形に編んで、ひかえめに綿を詰める。木製モチーフは全部で4枚あるから、マカロン編みぐるみは3個つくれば十分だ。バランスを考えて木製モチーフより小さめに編む。

そして、その2つの素材を交互に細い糸で結んでつないでいく。
このときもバランスを考えて、木製モチーフと編みぐるみの間隔が同じになるように調節しながら結んでいく。つなぐのに使う糸は透明な糸を使った。2つの素材の色が強調され、よりフワフワとした浮遊感が表現できる、と思う。(透明なものがなければ色の薄いものを使う)マカロン編みぐるみに糸を通すときは編みぐるみの端っこに糸を結んでから中心に通し、また端っこで結んで固定する。


全部つなぎ終わったら、木製モチーフのてっぺんにフックなどに引っ掛けるためのループを作って、できあがり。

糸の切れ端のゴミは散らからないように要らないチラシなどに包んで捨てよう。おかたづけまでが手芸だ。

できあがったものをさっそく壁のフックにかけると、カタイものとモフモフなものが仲良く宙に浮かんだ。異質なものを組み合わせることにより、それぞれの良さが際立ち、カワイイが倍になった!これを何本もつくればカワイイがさらに倍の倍に…いや(糸を結ぶ作業量が半端ないから)やめておこう。

この特別な1本だけで満足だ。




(2021/11/20 編集)

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