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DAY22*豆乳は牛乳の代わりにはなりません

こんばんは。みゆうです。

今日はタイトルのように、豆乳は牛乳の代わりにはならないというお話しです。
文章だけみると当たり前に感じませんか?
しかし昨今では、誤解している人が多いのです…
反感を買うかもしれませんが、食を専門に扱う者として発信すべきだと感じた為伝えていきます。

情報社会の現代では、スマホひとつでなんでも情報が手に入るようになりました。
同時に、私たちには正しい情報を見極める力が求められています。


少し食に興味がある方のインスタグラムなどを見ていると、
"日本人に牛乳は合わないから代わりに豆乳を飲みましょう"
なんて書いてあるのを本当によく目にします。

日本人に牛乳が合わないのは事実です。
明治、日本では食の洋風化と共に、肉や乳・乳製品が食べられるようになりました。
少しずつ洋食が浸透してくる頃には、伝統的な和食と新しい洋食の食事が適度に食されていて、最もPFCのバランスが取れていた時代だと言われています。
(現代は洋風化が進み、炭水化物が少なく脂質が多い傾向あり)

もともと日本人は牛乳を飲む種族ではないのです。
ですから、乳糖不耐症でお腹を壊す方が多い。これは紛れもない事実。
しかし、そんな方に"代わりに豆乳を飲むと良い"と言えるのでしょうか。
結論から言うと代わりにはなりません。成分が全く異なりますから。
牛乳や卵は完全栄養食と言われるように、成分が充実しています。(ビタミンC以外含まれている)
学校給食で牛乳が出される理由の一つです。
ですが、食物アレルギーを発生しやすい食品でもありますし、乳糖不耐症などで飲めないという方が多くいます。
私自身、牛乳は大の苦手で、飲むと気分が悪くなります。
絶対に飲めない方もいますし、栄養が豊富だからと言って無理に飲む必要はありません。

しかし代わりに豆乳を飲んだところで、牛乳の成分とは異なりますので補えません。
あくまで牛乳は牛乳、豆乳は豆乳でしかないのです。
牛乳は牛の乳で、仔牛は本来この乳だけで育っていくものですから、もちろん栄養は整っていて優れています。人間でいう母乳のイメージです。
豆乳の原料は大豆。植物性でタンパク質は豊富ですね。
全く違うものだと思いませんか?
豆乳が好きだから飲むというとは自由です。
牛乳を飲めない方は、他の様々食品を組み合わせて、偏りなくバランスのとれた食事を心がける方が優先だと私は考えています。
カルシウムを意識して小魚を食べてみる、とかも良いかもしれません。
簡潔に表すと、全く異なる2つなので互いに代替品にはならないということです。

今回は牛乳と豆乳でしたが、他の食品にも言えることです。

食を専門に学んでいる身として、伝えたいことでした。



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