見出し画像

037  西貝莜麺村

西北料理ファミレス。

【お勧めシーン】 2〜4人での食事、1人ランチ
【こんな人に】 羊好き、西北料理に興味、現地の人気チェーンに興味、子供連れ、場所の便利さ重視

上海市内であれば、もうどこのモールにも入っていそうなくらいメジャーなチェーン店。
「西北料理」という、どちらかというとマイナーなジャンルの料理をここまで大衆的に、ファミリー向けにしてしまったのはすごいと思う。雰囲気はファミレス。ぬりえ、絵本など、子供が暇をつぶせるものがたくさん用意されており、キッズメニューもあるので、現地の子供連れに人気がある。
なのに料理は羊、手打ち麺、穀物系の蒸しパンなど大人好み。でも、同じ羊でも新疆料理ほどクセがないので食べやすいと思う。
お勧めは「牛肉湯泡饃」(39元)。蘭州拉麺風の牛骨スープに、春雨とナン(ウイグルのパン)の細切れ、香菜が入ったもので、これだけで一食完結できる一杯。透明なのにコクのあるスープ、細切れでスープを吸っているのにぎゅっと噛みごたえのあるナン、牛のような羊のようなあの香りと香菜の香りの融合が完璧。
一人で歩いていて、お昼どうしようかなと思ったときに「西貝莜麺村」の看板の赤いハートが見えると、一気に「牛肉湯泡饃」の口になってしまう。

「牛肉湯泡饃」(39元)。太め春雨と牛骨スープの旨味。

が、料理はどれも大皿なので、いろいろ食べたい場合は人数が必要。そして、誰か誘うには「え、チェーン店?」ということになるのがなかなか難しい。飲み会などをする雰囲気の店でもない。なので、現地の人と仕事か何かで外にいて、通りがかりに「ここでいいか」というシチュエーションになったときがチャンス。そのときは羊系や麺系の大皿を頼むのがお勧め。


<これもお勧め>

「鶏湯炖豆腐」(39元)。白濁鶏がらスープの豆腐煮込み。あの独特の香ばしい風味の、硬めの豆腐。
「烤羊肉串」(9元)。羊の串焼き。ランチでも一人でも飲まない日でも頼んでしまう。

<DATA>
上海市静安区呉江路269号2階
地下鉄2、12、13号線「南京西路」駅4号出口から徒歩1分
10:30-21:00
☆ほか市内に店舗多数。

(掲載日:2024年7月7日)
※メニュー内容、メニュー名、値段、店舗の外観や内装は掲載日の時点のものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?