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033  東北四季餃子王

安定の老舗の東北料理。

【お勧めシーン】 3〜4人以上での食事と飲み
【こんな人に】 東北料理に興味、水餃子好き、辛いもの苦手、地元人気重視、大人数で食事したい

大昔、長くこのエリアに住んでいたことがあった。今回紹介するお店『東北四季餃子王』の向かいには88元で食べ放題だった『御香海』とか、隣には「スイス」とカタカナで書かれた洋食屋があったりした頃。
その『東北四季餃子王』は当時からずっと変わらずあって、2000年代のあの感じにタイムスリップできてしまうお店。チャキチャキした感じの東北人のお姉さんたちが、ちゃっちゃと明るく接客しているのも昔と変わらない。小皿料理のビストロがブームになっても、大人数で行かないといろいろ頼めない一品のサイズ感も変わらない。
で、老舗なのに若い子たちにも人気で、上海のサーフィンのグループの打ち上げ会場にもなっているらしい。
お勧めはやっぱり水餃子。日本人同士で行くと白菜やセロリ入りを頼んでしまうけど、中国人の友達と行くと「酸菜肉餡」(15個23元)が注文されていることが多い。
手作りのもちもちの皮と、酸菜(高菜)の少しのクセと、黒酢とザクザクの香ばしいラー油の風味がぴったり。おかずも量が多いので難しいけど、でも延々これだけ食べるのでもOKのおいしさだ。

「酸菜肉餡」(15個23元)。でも、一人でこれだけ食べに行くのも可。

人気店なので、夜はテーブルがすぐ埋まってしまう。少人数で行くと円卓相席になってしまう。なので、理想は7〜8人以上で行くことかも。
瓶ビールをたくさん頼んで、でも料理が大皿だから空瓶をテーブルに置くスペースがなくなり、なので床に置いていき、トイレに立つときに足元の瓶をなぎ倒して大騒ぎになるまでがこのお店の楽しみ方です。


<これもお勧め>

「鍋包肉」(58元)。東北料理の定番。カラッと揚げた豚肉に、柑橘みたいな酸味のあるタレ。
「地三鮮」(28元)。これも大定番。芋とかナスとか、野菜だけなのにここまでメインを張れる料理はないのでは。

<DATA>
上海市徐匯区淮海中路1791号
地下鉄10号線「上海図書館」駅3号出口から徒歩5分
11:00-14:30 15:30-22:30
☆夜は要予約。

(掲載日:2024年6月9日)
※メニュー内容、メニュー名、値段、店舗の外観や内装は掲載日の時点のものです。

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