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023  莱莱小籠

進化中の庶民派小籠包。

【お勧めシーン】 1人ご飯
【こんな人に】 小籠包食べたい、地元人気重視、行列と相席OK、賑やかな雰囲気OK、一人行動が多い

たくさんお店があるように見えて、意外に「ここ!」というお店が見つからない南京東路。そんなときは、南京東路の一本北側に沿って伸びる天津路に行くのがお勧め。意外にあまり知られていないグルメ街で、上海蟹の専門店や老舗の上海料理食堂、麺料理店、大食堂(おかずを選んでトレーに乗せるシステムの食堂)などいろいろあります。
そんな天津路で食事に迷ったときにいつも最終的に選んでしまうのが「莱莱小籠」。10年くらい前に仕事で取材して依頼、オーナーのおじさんが割引きしたりしてくれるので、何度も何度も悪いなと思ってしまい、そのオーナーのおじさんがいないときに行くようにしたりしている。
このお店の小籠包は、皮ほんの少し厚めで肉汁たっぷり。先が尖ってなくて形がきれい。特に蟹味噌入りの「蟹粉鮮肉小籠」(45元/8個)がお勧め。下の写真は、写真を撮ろうと思ったのに忘れて食べ進めてしまい、残り半分くらいで撮ったもの。豚肉の餡の味もしっかりしていて、「姜絲醤(ショウガの千切り入りのタレ)」(1元)ととてもよく合う。別オーダー制なので忘れず頼んでください。

「蟹粉鮮肉小籠」(45元/8個)。一人前では足りないかも。

このお店はオープンして20年くらい経つらしく、ずっと庶民的な小籠包のお店の代表みたいな感じだったけど、2024年度版でなんとミシュランのビブグルマンに選ばれてしまった。でも、相変わらず店内はガチャガチャしていて、外観も垢抜けていなくてよいと思う。
食事時は行列ができているので、時間をずらしていくのがお勧め。


<これもお勧め>

「蟹膏鮮肉小籠」(78元)。蟹の白子入り小籠包。これはこの店でしか見たことないかも。
「鶏鴨血湯」(15元)。血豆腐たっぷりで砂肝入り。小籠包のサイドに頼むとしたらこれ。

<DATA>
上海市黄浦区天津路506号
地下鉄1、2、8号線「人民広場」駅19号出口から徒歩約10分
8:30-14:00 15:00-20:00
☆予約不可、混雑時は相席。

(掲載日:2024年3月17日)
※メニュー内容、メニュー名、値段、店舗の外観や内装は掲載日の時点のものです。

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