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017  巴奴毛肚火鍋

激辛センマイ火鍋の優秀チェーン。

【お勧めシーン】 3人以上での食事
【こんな人に】 辛いもの好き、ホルモン好き、行列OK、賑やか好き、モールやチェーン店視察したい

上海市内の新し目の大型モール内5か所に店舗を構えている火鍋チェーン。「毛肚」は牛のセンマイのこと。中国人の友人がなぜかセンマイにハマっており、何度か連れて行ってもらった。で、毎回大行列。センマイにハマっている人、多い気がする。
上海市内にはすごい数の火鍋チェーンがあるけれど、「巴奴毛肚火鍋」はすごくちゃんとしているイメージ。たとえば、セルフで取れるつけだれのコーナーも、容器のまわりにたれがそのままこぼれてたりたれていたりしていないし、出てくる食材の盛り付けや鮮度、量も、「メニューの写真のとおりでしょ?」と言いたい感じがすごい伝わってくる。CMやメニュー写真以上の満足度を提供することって、チェーン店だからこそできることなんじゃないか、とか思わせてくれる。
お勧めは看板メニューの「経典毛肚」(78元)。味というか食感を楽しむやつだけど、スープがよく絡むので、辛いもの好きなら激辛系の「牛油辣」などの鍋底(鍋スープ)で食べるのがお勧め。このスープも後を引く辛さで箸が止まらなくなる。

「経典毛肚」(78元)。鍋底に入れて数10秒が食べごろ。

あと、このお店はお会計前に店員が「どうでしたか?」と聞いてくる。「どんな小さなことでも」と言うので、「もやしが器にぎっちり入りすぎてて、引き抜くときに一気に出てしまいました」と伝えた。店員もこちらも笑ってしまった。
「お客様カード」に書いたり、ネットに口コミを書くより、面と向かって店員に感想を言える場が大事なのかも。それがこういう店を育てるのではないかと思う。


<これもお勧め>

「鍋底(清水+牛油辣+野山菌湯)」(68元)。だしスープ、きのこスープ、激辛スープの3種火鍋。2〜4人前。
「雪花牛肉」(60元)。やわらかい赤みの薄切り牛肉。
「鮮鴨腸」(42元)。鴨の腸を長いまま。臭みゼロ。激辛スープによく合う。
「黄喉」(30元)。牛のノド。あんまり味がないけど食感がいいホルモンがみんな好きな傾向。
「菌菇拼盘」(38元)。きのこの鮮度がバッチリ。盛り付けも美しい。量もちょうどいい。信頼のきのこセット。

<DATA>
上海市普陀区中山北路3300号環球港3階
地下鉄3、4、13号線「金沙江路」駅6号出口から徒歩約3分
11:00-22:00
☆食事時は約30分待ち。『大衆点評』から整理番号を受け取れる。

(掲載日:2024年2月4日)
※メニュー内容、メニュー名、値段、店舗の外観や内装は掲載日の時点のものです。

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