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保育士ママがこうもりの絵本を作る話

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#コウモリ

保育士ママが絵本をつくったら、人生が前進した話 (3/3)

保育士ママが絵本をつくったら、人生が前進した話 (3/3)

(前回のお話)

「はぐれこうもり ねぐらでひとり」
さく・くらつこうた え・みつたけたみこ

制作中のカラーページを公開します。

私たちの絵本を、たくさんの方に見ていただき、子どもの心の声と、彼らとの「つながり」に気付く絵本を、多くの方の手元に届けたいと思っています。

ぜひ、最後までご覧頂き、ページ下部のリンクより、出版クラウドファンディングへのご支援をお願いいたします。

※制作中の画像の

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保育士ママが絵本をつくったら、人生が前進した話 (2/3)

保育士ママが絵本をつくったら、人生が前進した話 (2/3)

(前回のお話)

イラストレーター、登場。
新作版の打ち合わせをする半年前、7月1日。

汗ばむ陽気の中、私は東京ビッグサイトのクリエイターEXPOを回っていました。

知人の動画制作者のブースに寄るため、新たな学びのため、そして次のフィールドで一緒に走ってくれる仲間を探すために。

その日、大勢のクリエイターのブースを周り、絵本の課題解決と、物語に込めた想いを更に広い世界へ届けてくれる人を、探し

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保育士ママが絵本をつくったら、人生が前進した話 (1/3)

保育士ママが絵本をつくったら、人生が前進した話 (1/3)

昨年2022年の10月に絵本が完成してから、瞬く間に1年が経過!

過去の制作秘話はこちらからご覧ください。
https://note.com/h_itdn/n/ne551598a5ae7?magazine_key=mc5d204081a8d

あれから、1年後。
私が何をしていたかというと・・・

次なる目標「この絵本の物語を、より多くの人へ届ける」ために、絵本の新作版を作っていました!

昨年

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 保育士ママがこうもりの絵本を作る話(5)

保育士ママがこうもりの絵本を作る話(5)

前回のお話

4月登場人物は大人の代弁者か

Kから最初に届いたイラスト付きの下書きは、子育て中の母親目線でみると、とても庇護欲を掻き立てられる内容だった。

私は小さな主人公に感情移入して少し泣けた。

物語を要約すると、

ひとりぼっちのコウモリの子が日常に溢れる数々の家族愛を目にして、言葉にならない寂しさを募らせていく。

ある時、そんな寂しい気持ちを堪えきれずに思わず叫ぶと、そこに救世主の

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保育士ママがこうもりの絵本を作る話(7)

保育士ママがこうもりの絵本を作る話(7)

前回のお話

8月1回目のフィードバックからの改善方針は大きく2つ。
・3人称視点の説明文から1人称視点に変える。
・冒険的な要素を増やす

3人称視点から、1人称視点へ

この説明的な文章では、状況は理解できるが、読んでいても感情が動かない。

一部を主観的な説明セリフに変えてみる。

ピッピの性格が、激しいものから、無気力なものに変わってしまった。

一旦そのまま筆を進めて、冒険的な要素を増や

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保育士ママがこうもりの絵本を作る話(8/終)

保育士ママがこうもりの絵本を作る話(8/終)

前回のお話

9月イラスト制作

文章は出来上がったので、絵に着手する。
3月時点での下書きは、色鉛筆だった。

今回、最終的な製本を「中綴じ冊子」という形式にする。
簡単なカタログや文集に向いている。A4サイズなのにお得。
校正者のM氏がオススメしてくれた、初心者にちょうどいい。

ただ色鉛筆で描いてしまうと、どうしても下書き感が残ってしまうため、
今回は絵の具で仕上げてもらうようにお願いした。

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