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リモートワークで働きたいワーカーは“8割”を超える

こんにちは、一般社団法人RCAA協会理事の萩原です。


ワークプレイス(オフィス)が見直されています

世界的パンデミックをきっかけにワークプレイスのあり方が見直されています。
企業は3密回避、感染症対策の対応でリモートワークスタイルに舵を切りました。リモートワークにより、通勤から、紙から、立地から解放されたのも事実です。
NY、LA、ロンドン、パリ、ローマのパンデミックは凄まじく、従来型本社がクラスターの原因とされ、ロックダウンも度々強制執行されました。

まさに危機。BCP対応が問われた経営者の決断は早く、アメリカではリモートワーク定着率は85%を超えています。

その対応の1つの解は、ワークプレイスの『集約型』から『分散型』への流れです。

1st ワークプレイス、2nd ワークプレイス、3rd ワークプレイス、レンタルオフィス、モバイルオフィス、多種多様なワークプレイスがあり、選択肢も多種多様になりました。
この流れは誰にも止められません。

ワークスタイルが100人100通りの今、ワークスタイルをデザインする事がワークプレイスをデザインする事だと思います。

時代は変わる。ライフワークスタイル、ワークプレイスも

全ての情報・人がつながる、デジタルシフトする社会では、未来は誰にもわかりません。

天才・孫正義氏もコンピュータソフトのバンクから(ソフトバンク)、インターネットの水先の案内人Yahoo、モバイルサービス会社、グリーンエネルギー、ビジュアルファンド会社と、情報革命の投資家へと変革しています。

設立時から「情報革命実現」が理念であり、目的です。
ちなみに孫正義氏の尊敬する歴史上の人物は坂本龍馬です。座右の銘は『世に生を得るは事を成すにあり』

生き様に現れていますね。まさに変化対応力の天才、レジリエンス力の天才です。筆者も少しは見習いたいと常々思っております。

このファクトで分かることは、教育は「レジリエンス養成と目標を掲げる能力」という事になります。
孫正義氏は、「登る山を決める」と表現しています。
ソフトバンクのワークプレイスもWe Work Japanのサブリースに変わりました。Yahoo LINE(ソフトバンクグループ)のワークプレイスも、統合によりZホールディングスとなり、We Work Japanのサブリースです。

『集約型』と『分散型』のワークプレイスの違い

集約型ワークプレイスは、「場所」を集約して社員が一つの場所に集まり、みんな一緒に仕事をするワークスタイルです。

営業部、設計部、積算、施工、管理、総務、人事、財務、法務、そして広報、情報など、部門別の部署縦割組織になりやすいです。

社員の管理もしやすく、部署内の社員の仲間意識、コミュニケーションがとりやすい、などのメリットがあります。

デメリットとしては、「3密」になりやすく、労働契約が多様化して、社員、契約社員、派遣社員、フリーランサー、外部の専門家人財活用などのワークスタイルに、適応が難しい事です。分業に向いています。

最大の問題点は、お客様目線に対応出来ず、部門最適に陥りやすいことです。結果として、決まったことを決まった通りにやる指示待ち社員を量産します。

グローバル、ダイバーシティ、女性活躍、部門間の擦り合わせなど、協力体制に問題が発生しやすいです。イノベーションは夢のまた夢です。

分散型ワークプレイスのメリットは、3密回避、多種多様のワークスタイルに対応しやすいことです。全てが繋がるデジタルシフトした社会に柔軟に対応しやすい職能型、チーム型、成果型、JOB型に適応力があります。

外部人財の活用、副業人財の活用など、やりやすいです。

デメリットとしては、コミュニケーション不足になりやすいこと、知識の共有、マネージメントの仕方などが確立しておらず難しいことです。

セキュリティの問題などなど、デジタルインフラと個々のIT力が、ある程度ある事が絶対条件です。
DX、CX、バースンズトランスフォーメーションで大きな差となります。

集約型の三角形の組織体制、部長、課長、係長、主任、社員、派遣、パートなど、職業による身分の弊害が起こりにくいです。

ワークプレイス分散の方法

近年急増の要因は、ウイズコロナ対策として「リモートワーク・テレワーク」の導入です。

営業からマーケティング、オンラインツール、チャット、SNS、バックヤードのデジタル化による見える化、オート、オンラインなどなど、リモートでもできる事を経営者、ビジネスパースンが理解し、マインドセットされ、ますます多くなると思われます。

また、取引先からZoom で打合せ、契約書はクラウドサイン、セキュリティレベルアップ要求に対応するため、ますますデジタルシフトにより便利になりました。

これからデジタルのコミュニケーションも工夫され、暖かい・繋がる事で協力とか人間の感情を表現しやすくなるでしょう。

社内、取引先、外部人財、全ての人・物が繋がり従来型のビジネスが液状化されて新しいスタイルのビジネスに変革することでしょう。

社会から求められる人財は、経営者の意識を変え、会社の文化を変え、ビジネスパースンの働き方を変え、生産性向上を実現します。

それはワークプレイスにも表れます。
内装工事(入居工事)と検査で終わりではありません。そこからスタートです。働き方、生産性をサーベイし、結果、半年後に部分リニューアルする可能性もあります。働きやすい環境整備は製造業の設備投資と同じです。

分散型ワークプレイスは、多種多様の働く「場」の組合せ

  1. 本社や支店の定期建物賃貸借契約(期日に定めのあるリース契約)、普通賃貸借契約(更新のあるレントスタイル)では、ワークプレイスで働く人の稼働率により適正な面積、レイアウト、動線を検討して下さい。
    営業職がフィールドワークからマーケティングに移行中の現在、情報発信のスタジオ、ABW、ウェルビーイング、グリーン認証など考慮して下さい。

  2. サブリース(転貸借契約)、We Work、リージャスなど世界の都市で展開しています。
    本来は、オフィスのクロネコヤマトの宅急便みたいな、レントスタイルでした。今は共用部が充実したハイスペックのビルが多く見受けられます。
    フリーランサー、支店、本社でも活用されています。DeNA、クックパッドなど本社機能として活用しております。
    入居工事、原状回復工事、什器、デザイン、レイアウトなど柔軟に対応していますが、全ては当事者同士の契約で決まります。
    イベントプロモーションなど人材交流・集客など仕組み化されていますが、本当はワークプレイスストラジストに相談する事がベストです。
    1人当たりでコスト計算して下さい。
    Aグレードビルのオフィス仕様ですと、1人月額8万~12万円位と思われます。
    当協会のクライアント2社は、We Work に移転しました。
    パーヘッド(総額表示)月額11万円を超えています。守秘義務の為これ以上の開示はできませんが、立地、ビルのスペック、内装と、働く環境整備は良いと思います。イベントプロモーションも充実しています。

  3. シェアオフィス
    立地が良い、通勤が楽、手続きが簡単、コスパが良い、などの理由で近年増えてきたワークスタイルの一つです。(家では環境整備に問題がある、子育て世代で集中できない、など)

  4. サテライトオフィス
    支店・支社より小規模なオフィスとして分散型には向いています。
    「地方型」「郊外型」「都市型」「ベットタウン型」と用途に合わせて活用できます。郊外の社員など、コスパは魅力です。
    地方型は、地方の雇用を生み、補助金の対象にもなります。
    最近では、住宅仕様の物件もリモートワークに適しているなど、特に風光明媚な観光地、リゾートマンション、別荘なども活用されています。
    新幹線、高速道路などが近く、2時間で本社に出社できる物件は人気です。
    当協会にも地方観光地の物件をリモートワークに活用したいとの依頼がありました。
    小京都(修善寺)、温泉、狩野川、竹林、神社仏閣、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の北条一族発祥の地です。
    1年の期間でレント予定ですが柔軟に対応いたします。詳細条件はRCAA協会までお問い合せください。(※写真参照)

  5. モバイルで移動オフィス 「1Rオフィス」モバイル機器とインターネット活用をして、オフィスの外で業務するスタイルです。出張先や遠隔地、移動オフィスとして車も活用できます。1Rは地方から都市への出張、または遠隔地から本社のオフィスデイなど検討されています。ネット環境が良い事は絶対条件です。

修善寺物件 外観・室内

リモートワークに最適!
詳細はお問い合わせ下さい。
問い合わせ先(一般社団法人RCAA協会 担当:萩原)
Free Call:0800-888-5702

分散型ワークプレイスで実現できる事は?

経費節減でコスパが良いこと、通勤時間を業務時間に変える、多種多様な人材に雇用機会を提供、BCP対策など実現できるメリットがあります。特に育児、介護しながら働きたい人の雇用機会の提供は女性の活躍の第一歩となる事でしょう。

これからのワークスタイルは、より一層個人のライフスタイルに合った自由なワークスタイルになります。

ミレニアム、Z世代は、特に自由と理想、環境に関心が高いです。未来を担うZ世代から「働いてみたい」「やってみたい」「仲間になりたい」と思われるそんなビジネスモデルを実現する環境、ステージがワークプレイス戦略です。

「クライアントと理想のワークプレイスを共創する」、そんな時代が今だと思います。

おわりに

「面白き事もなき世を面白く すみなすものは心なりけり」

高杉晋作の辞世の句とされています。すみなすからの句は野村望東尼(野村もとに)が詠んだとされています。

私達のビジネスも、面白くする工夫、ワークプレイスも人が集うことで、ますます面白くできたらと思っています。

SNSやコミュニケーションツールがもっともっと暖かくなる。そんな事を最近よく思います。

昨日クライアントから、3密にならないオーブンスペースのワークプレイスで、音漏れなく動画配信したい、インタビューのライブ配信したい、とそんな相談を頂きました。

「原状回復・B工事適正査定」ばかりでなく、ワークプレイスに関わること全ての無料相談承ります!


最後まで読んで頂きありがとうございました。

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