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【Newワークプレイス編 オフィス・店舗】 オフィス・店舗の新装で最初に相談すべき専門家は、誰ですか?

オフィス・店舗の引越し、またリニューアルするとき、誰に相談しますか?

オフィス・店舗移転フローから考えますと、不動産会社、設計会社、施工会社、設計施工一括(デザインビルド)に相談されることが多いかと思います。しかし、残念ながら日本の不動産、建築においては縦割りの業務で守備範囲が決まっていますので守備範囲以外のことを相談しても専門家ではないので、アドバイスをすることはむずかしいと思います。

スムーズにオフィス・店舗移転を成功するためには

最初にクライアントが相談すべき専門家は、オフィス移転のプロジェクトマネジメントと原状回復工事・B工事のコストマネジメントの経験がある方がベストです。
理由は、すべての業務を可視化し、実行予算を可視化できるからです。

オフィス・店舗移転を成功させるには、移転元の原状回復、移転先オフィスのコンセプト、設計、デザイン、施工依頼などの全体管理するプロジェクトマネジメントとコストマネジメントが必要不可欠です。

一般的にプロジェクトマネジメントとコストマネジメントは、
物件探しから設計、デザイン、ネットワーク整備などオフィス移転に関わる分野・業界を知り尽くしているので、会社ごとのニーズに合わせて最適価格での見積もり・施工をサポートしてくれます。
しかし、移転元オフィスの原状回復費用、移転先のB工事費用までは費用に含まれていません。

原状回復工事、移転先B工事は、賃貸人側の指定業者が原則実施しますので、指定業者の施工費用が入札会社のC工事費用の倍額以上という工事費高騰問題に直面し、予算オーバーに陥ります。
予算内に納めなければいけないので、移転先のオフィスデザイン設計を見直しとなることがとても多く、相談が実際に多発しております。

全体のコストマネジメント会社は、どこになりますか?

工事の費用と工程が確定しないと全体の工事総額費用ができず、実行予算に意味がなくなります。そこでVECDを懸命にやり、実行予算に近づける労力で追いつめられるのが現状です。

クラアントの移転プロジェクト担当チームもNewワークプレイスのことで頭がいっぱいになり、上記の問題を解決できないままVECDという一見聞こえの良い言葉ですが、移転先のデザイン設計のグレードダウンをすることになります。
私たち協会は、CAグループ、スカラ、ブロードバンドタワー、MDIなど、オフィス統合移転計画で上記の問題を嫌というほど経験してきました。


以上のことから、実行予算を組める専門家チームの存在が必要だと思いませんか?
欧米では、プロジェクトマネージャーや、コンストラクションマネージャーなどといろいろと言われますが、クライアントの代理人(エージェント)、ワークプレイスストラテジストです。
それは、クライアント側に立ち、新しいオフィス・店舗を共創する専門家チーム、クライアントの参謀であるエージェントなのです。

私たちは、上記の問題を解決し、適正費用を積算できることを強みとしています。
もちろんクライアントに信頼されるデザイナー、ビルダーがいるケースは多いと思います。

クライアント、デザイナー、ビルダーと私たちの専門家チームが力合わせることで、より良いワークプレイスを共創できるのです。


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用語解説

・ オフィス・店舗のプロジェクトマネジメント… オフィス移転の企画が立ち上がり、オフィス移転が完了、移転先でクライアントがお仕事を開始できるようになるまでの期間のこと
・ オフィス・店舗のプロジェクトマネージャー… オフィス・店舗のプロジェクトマネジメントを行えるマネージャーのこと
・ コストマネジメント… プロジェクトにおいて必要な予算の金額を出します。予算内にプロジェクトを完了させるために、コストに見合ったソリューションを提供すること
・ 不動産仲介(宅地建物取引士)… 移転先を紹介するのが仕事
・ デザイン設計会社… オフィス・店舗のデザイン設計をするのが仕事
・ 施工会社… 設計図書通りの施工することが仕事
・ VECD…VE(バリューエンジニアリング)価格を上げずに価値をあげること、CD(コストダウン)機能を損なわずにコストを下げること



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