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マイナスの美容、してますか?




春から初夏へと季節は巡って参りましたね。


てことは
汗ばむ季節の到来です。

うねる はねる
ちりつくなどなど
お困りでは無いですか?


ですので今日は
どの美容室にも寄せられるであろう
お悩みの上位ランクインする

「髪がまとまらない」

件について。

今日からすぐ出来ることを含めて
皆様の髪が未来も
フサフサであることを願って
書いてみたら
また長文になってしまいましたが

もし

美容室が見つからない人
悩んでいる人

がいたら、もしよければ
最後までお付き合いください。

口コミ5点(満点)を
10年以上キープし続ける美容師
個人的意見ですが、

美髪へのヒントになること
請け合い(・∀・) ♪♪♪



シゲク様!
オススメしていただき
ありがとうございます♪( ´▽`)



それでは

"マイナスの美学の必要性"

を語りたいと思います。



美容室に行くのは年間で何回?

年間で髪を整える回数は
どれくらいですか?

つまり 
美容室や理容室など 
髪にまつわるケアの回数。


平均データでは(美容室)
多くても年間の施術回数は、

お洒落目的、
メンテナンス目的でも

一番多いのが平均6回
と言われ

次いで平均5~10回以下 
なんだそう。

よく髪の扱い方をお教えしておりますが、
それは

365日 ー 年間来店回数

=お客様が1人でケアする回数

となるからであって
お客様求めるなら技術もお教えして
サポートするのが担当美容師の務めと思うからです。

ダメージやエイジング等も
その原因はホームケアやその行為
だったりする場合が非常に多く


それをたった数回の来店で
綺麗にいつまでも継続出来るのは
若いうちだけ。

素材が大人になれば
日々劣化させない扱い方が不可欠だという髪の真実を知っていただくのも
大事なことと考えるからです。
(生活習慣病とその予防と同じですね)

洗う、乾かす などのホームケア


当たり前に誰もがやる行為ですが

その300回前後は髪にとって
摩擦や刺激でもあるのです。

雑に、適当に行うそれと
丁寧に愛情たっぷり行うそれとでは
当然結果は変わります。


だからこそ
誰がどんな風に指導するかで
近い未来、誰でも簡単に
コントロール出来ると
その差を実感しながら25年
美容師業に励んでおります。

ところで

施術メニューは何をする?


美容室で働いていて
お客様からよく

「メニューが多いから訳わからない」
「何を選べばいいの?」


こんなお声をよく伺ってきました。


確かに、カット、カラー、パーマ、
ヘッドスパ 
と大枠で名前が付くものに
更に最近では

「〇〇カット」や
「〇〇カラー」などなど 

複雑極まりない種類と名前の多さ、
そして情報量の多さに
迷われるのも仕方ないですよね。

(じゃなんで美容師に直接聞かないの?とも思いますけど笑)

『ミルクティー』などと
カラーの名前がつき始めた20年前から 
ミルクだのココアだの〜

人によってミルクの配合
     違いませんか問題
を提唱し、

お好みに合わせた
ミルクティーやカフェラテ、
カフェモカ、ココアなどを 
髪で表現する際
こちらも散々翻弄されておりまして。

余談、いや愚痴でした(。-_-。)
ごめんなさい。

じゃあ施術メニューは『誰』が選ぶ?

メニュー選びの際、
引き算って
意識してますでしょうか?


ここでの"美容室での引き算"とは
クレンジング等の洗い流すこと
髪をリセットするための行為を指します。

髪を切ることは 
もちろん引き算ですが

皆さんがお店に行く多くの目的であるはずの
カラーやパーマ、ヘアケア

これらは基本足し算だと思うんです。

(カラーやパーマを保護せず
やりっぱなしで負う傷みはマイナス、超引き算です)
(←この件は書くと超絶長くなるので別でいつか書きますね)

ご自宅でのトリートメントケアや
お出かけ前のお支度や
お洒落のスタイリングも
何かしらつけますよね?

それも 足し算
シャンプーはそう、引き算


ダメージを気にかけて毎日足して
美容室でも足しているのに

どうして髪がまとまらないんだろう?って思った事 ありませんか?

そもそも、
引き算と足し算のバランスが
悪いから
、なのかも知れません。

もし、
クレンジングメニューなどの提案を
プロから受けた時は
それが必要な状態だから、と思って頂けたら髪はきっと良くなります。


洗うこと、洗い方、
使うもの


美容室でしかできない
引き算がある事を知らずに

ご自分の
"髪質が悪い"って決め込んで悩んじゃう人多い
なって思うんです。

私が思う 美容の引き算とは、

・洗うこと(予洗い含む)
・洗い方(剤の量、指使い、泡の質)
・使うもの(原材料等)

この3つの条件とテクニックが揃ってようやく
美しく健康的な髪を作るための
引き算だと思ってます。

(あ、メンタル面での引き算は
任せること、かなと常々思います♪)


そしてそれをきちんとお客様へ
お話できる美容師もとても少ないのでは無いかな?とも感じています。

いくら良い製品でも
使う量をケチったり、

水分とのバランスが悪ければ
汚れを浮かすこともできません。

ネットで自己判断でプロ仕様を簡単に入手出来ることも懸念材料の一つです。(これも余談)

高ければ良い、でもありませんし
語り尽くせないところでもあります。



落とすことにこだわってますか?


落とすことがなぜ大事なのかを
「スクランブルエッグ」と
「お皿」に例えてみたいと思います。

油を敷いたフライパンで
タンパク質である卵を熱し
お好みの固さで火を止め
さぁ食べよう、となれば
当然 綺麗なお皿に乗せますよね。

美味しく召し上がった後、

仮にそのお皿を放置して、放置して、放置して時間が経つとご想像ください。

油と卵の合体したものが
お皿の上でガビガビになりますよね?

ついでにそれを作った菜箸の先にも
卵はこびりつき固まってますよね?

大事なところは
それを洗う時のこと、なんです。

お皿を水につけず
菜箸は一本一本スポンジなどで
丁寧に洗わないで
ざっとまとめて表面だけ撫でるように洗うと

どうなるでしょうか?

そう

カピカピの卵は固まったまま
お皿やお箸に残りますよね。


では 洗剤をたくさん使えば
それは落ちるでしょうか?

力を使えば、爪を立てれば良いのでしょうか?


きっと 誰もが
「それは違う」と
"正確"はわかりますよね。
実際どうするかは別として。


髪や頭皮に話を置き換えて
またご想像ください。

毎日ヘアオイル等の油を髪に乗せて
日中汗をかき皮脂は分泌され、

夜は大量に保湿剤(油)が配合された
シャンプーを使い 
泡が隅々まで行き渡る前に
シャバシャバに消えてしまっても

「ま、いっか」と"作業"を日々
継続していく。
(雑な日常の出来上がり)
(髪は人生を物語る)

それは摩擦の蓄積となり 
間違いなく切れ毛やパサつきの原因となります。

爪を立てて洗うなど
「ガーッと洗いたいから」と仰る方がたまにいらっしゃいましたが

好みの問題ですし、
ご自身の顔体ですので
適切なご案内をした上で
決して「止めろ」とは申しません。
判断も決定権も本人の自由として尊重します。

ですが賢い皆さんはお分かりですね?
言語道断!!W(`0`)W
"どうかしちゃってるぜ!!"
と私は
心の中で呟くよ、
とここでは言っておきます。


そして

その"洗ったつもり"で
乾かす前や翌朝に
「良かれ」と信じてまた油を髪に足しますね?

(また例えを卵とお皿に戻します)

綺麗に洗えていない同じお皿に
また
お料理を乗せているのと同じこととなるのです。

ざっくり表現すれば
髪も卵もタンパク質、
サラダ油もヘアオイルも
(ミルクだのなんだのもだよ)
油です。
なんならヘアオイルのほとんどは
石油系の油ですよーー(・Д・)ノ
(ちゃんと"選んで"ね〜)


怖いですねえ…

怖いんですよ…

何が怖いかって…

思い込みと、

思考停止のルーティン作業

その継続。


自分の髪なのに
驚くほど意外と多くの人は

洗う行為をおざなりに
事実を誤解したまま
大人になっていくのですから。


だって


あなたに髪の洗い方を教えてくれたのは誰ですか?

大抵は子供の頃、親に習いますかね?

現代だと抜け毛、細毛問題は深刻化が進み、
あらゆる文章や映像様々に
その情報は誰もが見ようと思えば簡単に見ることが出来、溢れかえります。

ただし 
見て読んで簡単に出来るかと言えば
そうでは無いのが

『ヘアケアとしての洗い方』

だと思うのですよ。

奥が深いのです。

技術論より
気持ちが良い!と感じることを意識すれば
誰もが上手く洗えるはず。
(何分流せば良いとか言っても皿洗いの原理と同じなんだもん)


あなたのオイル、大丈夫?
ちゃんと落とし切れてる?


最近だと 
オーガニック的なニセモノや 
本物のオーガニック品も
サスティナブル文化傾向に乗って
品数も増えましたし
入手しやすくもなりましたよね。


当社のオイルは酸化しません」 
と言い張るメーカーもいたりして。
(本当ですかねぇ?)
(結構詰め寄って聞いたら
…って苦笑いで自白するメーカーも少なく無いですよ?笑笑)

決してヘアオイル、
類似品を否定するものではありません。
ちゃんと落としてね、って話です。


生活環境や行動内容、
年齢などにより変化、差異は
個々にありますが

日々の日常生活のなかで 
ホコリや地肌からの分泌物等で
髪も頭皮も少なからず汚れます。


そこに天然であれ
石油鉱物油系のヘアオイルなどの
『油』をまとった場合 

ホコリやなにかと混じり
数時間経過後…

それがどのような状態になるか 
ご想像してみてほしいのです。

(答えはきったねー中華料理屋の換気扇とか、みたいな?)

・ヘアオイルつけているから
・髪に優しいって書いてあるから
・美容師が勧めたから安心…

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