見出し画像

教えるのではなく、自身で気が付くように導く

最近、素人ながらもフォトギャラリーにイラストを追加し始めました。
もともとは昔撮影した綺麗な写真とか、何だこりゃという写真を共有していましたが、最近ではこんなに簡単にイラストが出来るのかと思いつつ、イラストも含め20作品以上を共有しています。

画像が使われたりすると通知も来ますので、嬉しいものですね。
とりあえず、私が作った作品を表紙に使ってみました。

そういえば投稿企画「もしもの備え」が「もしもの萌え」に見えてしまったのは疲れ目でしょうか。。。。


はじめに

IT業界の営業をし始めて20年近く経ちました。
その間、情報交換をして若手の営業と情報交換すること、何千人もの方と行いました。
彼(彼女)達に毎回質問していることが有ります。

先輩(上司)から、どう教わりましたか。
殆どの方は、ほぼ同じ回答をされます。
「やってれば、その内分かるよ」

名刺やパンフレットなど、武器は持たされたけれど、武器の使い方も教えられず、戦場に送り込まれる。
そりゃあ、一年以内に半分以上辞めるくらい離職率が高いのも当たり前です。

別段、この先輩(上司)が悪いとは思っていません。
この先輩(上司)も同じような教えられ方をしたのでしょう。

私だってそうです、特に私など38歳から営業を始めたし、取締役として営業を開始したので、教えてくださいとも言えず、とにかく実行し、失敗を多く経験し、出来ると感じた方から盗みまくる。

非常に役立ったのは、新人の時に多くの講師から学んだこと、その考え方が根底に有ったからこそ、今の私が有ると言っても過言では有りません。

自分が理解していたとしても、相手に伝えられるかというとそうでは有りません。
どうやって表現すれば、相手に伝えることが出来るのか、これは凄く難しい問題です。

特にレベル感の違う方に教えるともなると難易度が格段に上がります。
まるで初めて格闘をやり始めた方に究極奥義を教えるようなものです。

必要なのは基礎

若手に必要なのは基礎です、いきなりテクニックだとか、究極奥義を教える必要は有りません。

ましてや、手の抜くやり方、楽な方法など、初期の段階で教えるべきでは有りません。
これは単なる余計なお世話、新人の時から手を抜くやり方を教えられたら、成長するものも成長しなくなってしまいます。

私は別段教えるのが上手でも有りませんでしたし、私の学んだことは大半が我流です。
そんな私でも、基礎くらいなら教えられるとずっと教えてきました。
というよりも、基礎が大事と思っています。

ビルを建てるときに、基礎工事をしますが、子の基礎工事が出来ていなければ、そのビルは何かあると崩れてしまいます。
基礎工事は時間を掛けてでも、きちんと正しく行う必要が有ります。

経営もそうです、どんなに立派な経営理念を掲げていようと、代表が芯から思っていない経営理念など、絵に描いた餅にしかなりません。不景気にでもなれば一挙に破綻します。

教わることも多かった

若手に教えてきたことは、私にとっても為になりました。
分からない時に、分からないという表情をされるからです。

ああ、私の説明力、理解力が足りなかったのだな。という欠点を教えてくれます。
ダイレクトな説明ではなく、例を用いイメージさせてから説明する。
絵だけでなく、手振りなどを使ってイメージさせてから説明する。
歴史や作り話などをして関連付けてから説明する。

若い人たちから逆に教える為のテクニックを磨いて頂いた、そう思っています。
そして、いつの間にか、非常に分かりやすい、見ても無いのにイメージが出来ました。
と言われるようになって来ました。

教えてるのに会話してる?

不思議なことに、結構一方的に話しているのに「また話を聞かせてください」ではなく、「今日は話が出来て良かった、また話させてください」と言われます。

これも謎でしたが、謎は解けました。
話の合間合間に考えさせるべく質問をしていたからです。

もう1000人以上の方に教えてきました。
ただ、私は相手の反応を見て教え方を変えていきますので、大勢の方に教えるのは苦手です。

講師ではなく、コーチと言った方が良いかも知れません。

いくつもの夢

私は多くの夢を持っています。

もう断念しましたが、200冊の雑誌に自身の作品が掲載された時は、家を買ったときに書斎を作って、私の作品が載った本で埋め尽くすというのが有りました。この夢は役員になると決めた時に、未練を断ち切るため全て燃やしました。

Kindleで本を出版する、これはずいぶんと前から教え子たちから本を出してくださいと言われていましたし、私の夢の一つです。あと一歩で叶いそうです。

我が一族の再興、これは兄たちと桃園の誓いの様に誓ったことで、今でも諦めていません。
チャンスとタイミングが合えば、チャレンジし続けています。

Note、これはまだ夢とまではいきませんが、Kindleで本を出版するにも役立つと考えていますし、他の可能性も多大に見つかりそうです。夢の宝庫だと思っています。

そして、IT企業の若い営業達がいつの日か「どうやって先輩(上司)から教わりましたか」と質問した時に「先輩(上司)から、丁寧に教わりました」と言える日がいつか来て欲しい。

その為に私が教えられる間はずっと教えていきたい。
でも、私の代で変わる筈はない事も理解しています。
しかし、私が教えた方の一部がまた後輩や、知合いに教えることが出来れば、一人が百人に、百人が一万人にと拡散し続ければ、何時か可能であろう、もう夢とかではなく、志となっています。

さいごに

教えていて気が付いたことが有ります。
ああ、私は教えていたと思っていたけれど、気が付かせてあげてたんだなという事をです。

人は一方的に教えたところで、よほどの興味が無い限りは身に入りません。
親に金を出して頂いて大学に行くよりも、自身で働いて大学に行かれる方の方が、よほど身に入ります。

全く同じ条件だとしたら、答えを教えるより、自身が答えを導き出せる手伝いをする。
これが教える際の最適な教え方なんだなと、逆に教わりました。


最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?