イメージの力

こんにちは😃

久しぶりに投稿します❗️
今回は題名の通り、「イメージの力」について書いてみたいと思います。

ここでいう「イメージ」とは、人が人に持つイメージ、少し言い方を変えると先入観とも言えると思います。

人と人との間の先入観というと、一度ミスをすると「あいつは仕事が出来ない」とか、見た目が細いと「あいつは体力がない」とか、逆も然りで体が大きいと「強そう」とか、色が黒くて髪の毛が長いと「サーフィンしてそう」とか、多くは誰かと会った時に受けるイメージを言いますが、今回は人が積み重ねていった「空気」に近い物の事を話します。

わかりやすく例えるなら、TVを見ていると、対して面白い事を言っていないのに観客や共演者が笑っていて「あの人は面白い」と言われる芸人さんや、人混みにいたら注目もされないレベルなのに「あの人めっちゃイケメン」と言われる芸人や俳優っていますよね?その人達は、そういうイメージを身に纏っています。

そして、そのイメージを意識的に作れたら最強だと思いませんか?

ただ、そのイメージは万人へ届くものでは無く、俯瞰的に物事を見る人間は「あの人の何が面白いのかわからない」、「あの人別にその辺にいそうじゃない?」となります。そしてそのイメージは有限であり、時間とともに消えていきます。そうやって一発屋芸人さん達や一瞬ブレイクする俳優さん達が出てきます。

ただし、そのイメージをまとっている間にもともと持ち合わせている別の分野や、キャラクターでイメージとは違う戦い方をする事で、その人はイメージを利用して最短ルートで目的地へ駆け上がり、そこに長い間居座る事が出来る事もあります。

例えばアイドルとしてデビューして知名度を上げた上で演技派俳優として活躍したり、芸人としてデビューして知名度を上げた上で知名度を利用してビジネスで成功したりと様々な人がいます。

前置きが長くなりましたが、これは一般のサラリーマンにも同じような人がいます。処世術とも似たような性質がありますが、特に仕事で大きな実績を残していないのに、なんとなく周りからの評判もよく出世していく人っていますよね?冷静に考えると本当は「人当たりが良い」だけの人が「仕事が出来る」、「頭がいい」、「マネジメントが優れている」等のイメージにすり替わる人や、本当は「学歴があって会話に難しい言葉を多用する」人が、「頭がいい」、「仕事が出来る」と曲がっていって出世していく人達です。

これらは、往々にして本人が意図的につけたイメージではなく、社内の上長や同僚、部下が勝手にその人につけたイメージであり、それに基づいて人事が動いていきます。

これは会社にとって非常に危険な事だと思いませんか?

例えば、医学の知識がすごくあるからといっていきなり難しい手術をやらせたり、喋りが上手いからといって弁護士にしたりしないですよね?専門性のある分野だとしっかりとした知識や経験が大前提となる為、イメージは度外視されるはずですが、一般企業だとこのイメージが大きな役割を果たすのです。

なぜかというと、

個の戦いではないからです‼️


例えばイメージだけで部長をさせても周りにベテランの部下達がいると、頭が変わったくらいで急激に業績が落ちる事はありません。ただ、企業は大きく機会ロスや顧客離反を起こし、長期的に考えると取り返しのつかないことになります。その時になって、上層部はイメージから解放されて「あいつでは無理だ」となり、後任が苦労をすることになります。

でも手術だと執刀医が違うだけで手術の成功率が大きく変わるので、なるべく実績がある医者に執刀させ、そうでない医師には助手等で経験を重ねさせたり、簡単な手術で経験を重ねさせるという段階を踏まざるを得ないのです。それによって成功率を上げて、無駄な死者を出さないようにしています。

それと比べると、イメージだけで人を選び「抜擢人事」と言って社長や役員が気持ちよくなっていて、結果が出ないと任命責任もなく平気で当人を切り捨てる一般企業ってどうかと思いますよね?

つまり、経営者や幹部社員は部下のイメージを見るのではなく、KPIに向けた当人の戦略的思考と、スキルを鑑みた上での現実性やそこに至る思考のプロセスを理解した上で、何をするのに適した人材か?を判断して適材適所へのアサインをする事で合理的な人事をする事が出来、当人の仕事への満足度が上がり会社全体の業務効率化に繋がると私は考えています🤔

皆さんの勤める会社にもきっと似たような事例があると思うので、是非改めて部下や上司、同僚一人一人を見て、「この人はこの仕事が向いてるんじゃ無いだろうか?」と仮説を立てながら、それが実現可能な方は是非人事に活かすなどしてみればいかがでしょうか❓

長々と読んでいただきありがとうございました😊



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