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名言の作り方

メンタリストDaiGoさんの「人を操る禁断の文章術」という本があるのですが、そこで凄く面白い事が書かれていました。
名言には実は作り方があったという話です。

ポイントはその情景をイメージさせられるかどうか、です。

例文を見てみましょう。
「成功者は夢を諦めない」
「成功者は飢え死にしそうな時でも夢を諦めない」(オリソン・マーデン)

この2文はどちらの方が「諦めない」様子をイメージしやすいでしょうか?圧倒的に後者ですよね。ただ、伝えたい内容は同じなんです。

もう2つほど見てみます。

「成功のために努力を惜しむな」
「成功したいのなら1日18時間、ひとつのことに集中しろ」(エジソン)

「失敗してもあきらめるな」
「失敗なんかしちゃいない。上手くいかない方法を700通り見つけただけだ」(エジソン)

この2通りの文も伝えたい内容は同じですが、どちらも後者の方が1つのことに没頭する様子がリアルに伝わってきますよね。
「飢え死にしそうな」、「1日18時間集中しろ」、「上手くいかない方法を700通り」等と言われると、人は頭の中で勝手にその様子を想像し始めます。

これが言葉の持つ力と言えます。
上記の3つの言葉を聞くだけで「過酷そうだな、、、」とか「そんな状況でも頑張るのか、、、」等といったイメージが頭の中に浮かび、そのイメージがリアルであればあるほど感情が動くんです。

感情が動けば人は行動に移します。

良く考えれば名言とは、「その言葉をきっかけに頑張れた!」、「まだまだこんな所で諦められないなと思えた」といった様に人を行動に導くような言葉の事を指しますよね。

本書によると、ありきたりで常識的な言い回しに、過剰で具体的な条件を表す言葉を組み込むと、その文章は名言に変わるんだそうです。

日常の中でも特にビジネスの世界ではたくさんの人の協力を得ながら1つの案件を進めていく事が多いですよね。
その際にどのようにすれば人に動いてもらえるのか?
もっと言えば、どのようにすればもっと気持ちよく人に動いてもらえるのか?
を考えることは非常に重要です。

人は正論を並べられても理解はしてくれたとしても動いてはくれません。
そこでコミュニケーション能力や文章力が足りなければ、動いてくれない相手に対して感情的な物言いになってトラブルになるんですね。

自分の思っていることを正しく伝えて、かつ人に気持ちよく動いてもらう工夫が日常的に出来れば、日々の人間関係が劇的に良くなると思いませんか?

是非、皆さんなりの名言の作り方を習得してください。

ではまた!


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