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【自主読書感想文】とがのおとを読んで

今年の5月頃から3・4年生の有志メンバーで制作してきた冊子「とがのおと(夏号)」。なかなかみなさまの手元に届く機会がないのを、大変残念に思っています。

そこで、今回は一体どんな風に仕上がったのかを、企画・編集に携わった2人の4年生が懐かしの読書感想文形式(?)で振り返ってお届けします。なお、今後、とがのおと本編もnoteでお届けできればと考えています。そちらもお楽しみに!

※とがのおと:利賀村のすてきなところを全部詰め込んだ冊子。「人のあたたかさを伝える」がコンセプト。

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4年U組 はるな

人は、どうして取材して冊子にして配布したがるんだろうか。

そう思うくらいには、"地域マガジン"の戦国時代な最近。

いや、本当になんででしょう。

この度、完全オンラインで完成に至ったとがのおと。前号に引き続き関わってこの問いに答えるとすれば、冊子の作り手となり「どう切り取ればいいか」を考えることで、自分が潜在的に感じているその対象の良さを認識できるから、かなと考えるようになった。

もちろん、取材という行為を通して情報が蓄積されることも、作り手としてはひとつの目的ではある。でもそれは、表面的なことで、回を重ねれば重ねるほど、「自分の捉え方」を掘り起こすことが作り手にとっての意味だなぁと。

とがのおとを見れば、それが分かる。

村人ストーリーに迫るインタビューに始まり、これからを考える対談、お料理インタビューとレシピ、写真とルポタージュなどなど。

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作り手はここに惹かれてここを表現したくてこの切り口にしたんだなぁと分かるはずです。

それが、いま"地域マガジン"が増え、愛されているひとつの理由なんやないかなあと考える、トガプロ生活しめくくりの冬。

とがのおとを通して、編集部も、読んだ人も、自分の惹かれている「利賀の音」に気づけると、いいなぁ。



4年ヌ組 みずほ

 今回のとがのおとは、約4か月の期間をかけて、そして11名のトガプロメンバーが携わるという歴代最大規模の体制の中でうまれました。
(まだ2回しか作ってないからすぐ歴代最大になれちゃうからくり)

 テーマは、「夏の涼しさを感じられるような」「村に実際にいった気分になれるような」の2本立て。利賀村に足を運ぶことが難しい状況下での制作だったので、写真をたくさん使ったり、インタビューで村の方の方言をそのまま文章にしたりといった工夫の中でできるだけ雰囲気をリアルに伝えられるように心がけました。

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 今回は4人の利賀にゆかりのある方のインタビューが掲載されています。昔から利賀で暮らしている方、とあるきっかけから利賀で素麺を作っている方、村で結婚式を挙げるなど卒業後も利賀との関わりが深いトガプロOB、10年前からトガプロで非常にお世話になっている村の方と今年トガプロに入ったばかりの3年生との対談など、村との関わり方は人により様々。全部読むと、村との関わり方は本当に自由だけど、全員の心の中に種類は違えど利賀村への愛着があるんだなあと改めて感じます。
 そして定番となりつつある企画、「あけみさんちの○○ごはん」!今回は利賀豆腐となんば味噌の美味しい調理方法を教えていただきました。お孫さんにも大人気だという利賀豆腐の肉巻きがほんとうに絶品なので、作ってみようという方はほっぺたが落ちないように気を付けてくださいね!!

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 夏号というには少し季節外れになってしまいましたが(笑)、実際に村を訪れて様々な人に話を聞いて、景色を見て回っている気分になってもらえたら嬉しいです。

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