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タンゴの魔法: ヒーロステップの深い魅力とその習得方法

タンゴのステップの中で特に注目される「ヒーロ」。
歩きのように基本的な動きでありながら、独特のリズムとフローが求められます。

ヒーロが基本のステップとされるのは、構造上の理由からです。
ヒーロは回るステップですが見方を変えるととてもシンプルであり
動きやすいステップになります。

ヒーロの構造

実際にはどのように行うのでしょうか?
リーダーとフォロワーが組む際、リーダーの真正面よりも組んだ右側か左側に進む方が自然であり、その進行方向に沿って「前、横、後、横、前」というステップを踏むことで、動きがスムーズになるのです。

他のダンスでいう「グレープバイン」と似たステップで、クルクルと半回転しながら横進する動きが特徴的です。

このステップはフォークダンスの「マイムマイム」や、
日本の伝統的遊び「かごめかごめ」でも見受けられ、かごめかごめのステップは「横、前、横、後」となっています。

このように普遍的な動きであり、初心者でも習得しやすいステップと言えます。


ヒーロを回りやすくするコツ

タンゴのヒーロの難しさは、リーダーの周りを回る際のステップの位置が特定されていることにあります。
ヒーロのコツは、四角のイメージを台形のイメージに変えること。横、前のステップは斜めに進み、横のステップは小さく、後ろは台形の斜辺を意識すると、よりスムーズにヒーロが回れるようになります。


サリーダと同じ構造

そして、ヒーロのステップは「サリーダ」というステップと構造的に同じです。サリーダを始める際、リーダーは「横、前、横」と進み、足をクロス。フォロワーは「横、後、横」と進んで足を前でクロスします。このステップは、グロリア&エドワルドのレッスンでも紹介されています。


ヒーロは一見難しそうに思えますが、基本のステップです。正しい理解と練習で、誰もがスムーズに踊れるようになるでしょう。



GYU




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