2021/10/20 戦後に時代を作った人、そのエッセンス
本紹介します!
池上彰さんの著書「日本の戦後を知るための12人 池上彰の<夜間授業>」を読みました!
日本の戦後に活躍し、日本に大きな影響を及ぼした偉人について、池上彰さんが講演された時の内容を文字起こししたものになっています。
堀江貴文さんや石原慎太郎さんなど、ご存命の方も多くいらっしいます。
これを読むと、偉人の人間性に触れながら、どのように周囲に大きな影響を及ぼしてきたのかが分かるので、非常にワクワクしながら読むことができました!
この中で、ぼくが最も印象に残った人物について少し述べます。
中内功さんについて
中内功さんは、かの有名な、「ダイエー」の創業者であり、戦後の高度経済成長期を支えた人物の一人です。
なぜこの人を選んだのか、それは、創業前の彼の戦争体験と、そこで得た「人生のコンパス」に惹かれたからです。
戦時中は二等兵として旧満州やフィリピンを渡った中内さん。
敵に襲われたり、飢えから体力が衰えてマラリアに罹ったりなど、何度も死の淵をさまよいましたが、戦後なんとか帰国。
自分自身も、日本自体も貧乏になったことで中内さんはこう考えました。
「日本は二度と戦争をしてはいけない。戦後日本の人たちが腹いっぱいすき焼きを食べられるような社会にしたい。それを実現するために自分は「安売り」の商売がしたい。」
以来、中内さんが亡くなるまでこの「安売り」という信念は首尾一貫としていました。
今でこそ「安いニッポン」と揶揄され、安さは時として批判の対象となります。
ですが当時、戦後の経済発展のためには、庶民がモノをたくさん買うことができることに価値があったわけです。
この熱意は、製品を提供する卸や生産業者だけでなく、家電量販店などの畑の違う小売業までを巻き込みました。
利害の衝突を何度も乗り越え、ダイエーは発展していきました。
中内さんの「安売りで人々を幸せにしたい」という信念、すなわち人生のコンパス、がいかに強いものであるか、いかに周囲を巻込み社会を変化させるものであるかを実感し、見習いたい姿勢だと考えました。
改めて、自分にとっての「人生のコンパス」を徹底的に見つめ、強固な羅針盤にしていきたいと思います!
そのために、ひたすら行動と継続の連続、そしてエッセンスや人生における指針の材料を見出していきます!