ドライバー不足の解決策 3つ | 桜島の観光を考える。
2023年4月、東京での仕事を手放し、身ひとつで桜島に移住した。
・・・なんて言ったらカッコいいけど、実際は荷物もりもりで引っ越しして、仕事も家も前年からしっかり決めていた。グラデーション移住と呼んでいる。これが安心!
桜島を観光する際の課題
1周36kmと小さいながらも、鹿児島市にあり多くの観光客が訪れる桜島。その桜島の交通事情は、観光客はもとより、住む人にとってもシビアな問題になるつつある。
鹿児島では一人一台は車をもっていて、島中車がびゅんびゅん走っている。高齢化して運転をやめたいと思う人も多くなる…が、桜島にいるとそうもいかない。買い物や地域の集まりで移動するとき、バスじゃこと足りない。タクシーは日に1~2台稼働しているが、観光面と生活面、両方のカバーをしきれていないように見える。
では、桜島に住む人にとって何が必要なのだろう?
桜島ドライバー不足の解決策3つ
行政が打ち出している情報をまとめてみた。
個人的な解決案は、後半に書かせていただく。
① 通学バスを活用していく
2026年4月、今から2年後に桜島に新しい義務教育学校ができる。
今ある8校がすべて閉校するから、島の子たちは全員ここに通うことになる。
1周36kmある島で、そもそも小中合わせて8校あるのだから、自力で通うのは無理がある。そのためにスクールバスを走らせると聞いている。そのスクールバスが、スクールバス以上の働きがあるといい。
少し前にでてた長野市の路線バス、日曜の運行休止というニュース。
「ハイブリッド乗務」で、「路線バス」と「スクールバス」、異なる2つの業務を交互に行うことで、片方だけの時と比べて運転手の働き方が大きく変わります。桜島も新しい学校ができるころには、今働いている乗務員が高齢化していき、同じようになっていくと思っている。
② ライドシェア事業推進
桜島地域で、こんな取り組みをしていこうって話がでたのは2024年1月のこと。もちろん、この説明会にも参加してきた。
既存の notteco というサービスを導入しましょうって話だった。
サービス自体はいいのだけど、たとえばLINEのように住民みんながアプリケーションをインストールしている必要がある。(聞いたところ、アプリがまだないという…) web版でこれを使ってドライバー登録する人、そして利用者がどれくらいまで伸ばせるか…?
③ ガイドドライバー解禁
2024年3月1日に「道路運送法における許可又は登録を要しない運送に関するガイドラインについて」というタイトルで、ガイドラインの改訂があった。
スライドでもまとめられていて、そちらのほうがわかりやすいので貼っておく。
▽ 概要・目次
①無償運送について
②宿泊施設&介護施設の利用に付随する送迎
③ツアー&ガイドに付随する送迎
④運送サービスの有無で施設の利用料金等に差を設ける場合の扱い
⑤地緑団体が行う運送サービス
桜島を含む観光ツアーで、ガイドが自分の車で案内することが実質OKになったってことになる。反対給付がなければ という文言がいまいち理解しきれないけれども、ガイドが車に乗せることはグレーだったので助かりますねー!
そして、⑤をみると自治会費の中で送迎サービス的なものもやっていいよってことになるのかな? それなら、桜島全体で高齢者向けのそういうサービスをできるのかもしれない。(タクシードライバーも高齢化で大変そう)
桜島に住む人・来る人、みんなが心地いい島に。
みんなが心地いいとおもえる、そんな島にするために住んでいる人が無理せず、また働くひとにも無茶させないのが大切。欲張りだなぁって思うけど、住む人来る人、みんなが笑顔になれないと続かない。
個人的な意見としては、自動運転のバスを走らせてもいいと思う。どうでしょ?
信号も多くないし、島をぐるっと一周できる道は1本しかないから走らせやすいと思っている。
ともあれ、私が惚れた桜島をもっとたくさんの人に知ってほしいと思う。来てもらいたいし、帰るときに期待以上だったね!って言って帰ってもらいたいと思う。
だからこそ、本気で考えていかなければいけない問題だ。
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