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SCP-017〜019

アイテム番号:SCP-017

オブジェクトクラス:keter

説明: SCP-017は、大体80cmの高さの人の形をしており、解剖学上小さな子供に似ていますが、識別できる固有な特徴を持っていません。SCP-017は影のような、煙に似た幕からできているように見えます。幕の下に物体を見つける試みは成功していません。しかし、存在の可能性は否定されていません。

SCP-017は投げかけられた影に対して直ちに、素早く反応します。SCP-017は影を投げかけた物体に飛びつき、幕の中に完全に包みます。元のサイズに戻った後には、物体の痕跡は消えています。

つまり、闇の中になんかを取り込んでぐってヤツです。多分捕食するか転送するとかそんな感じじゃないですぁ?(ごめんなさい、深読みしていないのでそこは少し分かりませんが…)

アイテム番号:SCP-018

オブジェクトクラス:Euclid

説明: SCP-018の見た目は1969年Wham-O社製スーパーボールです。直径は6cmで赤色をしています。██████████社がWham-Oの購入した倉庫の清掃を請負った際に発見され、大変な高さまで弾むところが注意を惹きました。最初は愉快な子供向けのおもちゃと思われたのですが、SCP-018が弾む際の効率は200%(つまり、一メートルの高さから落としたら二メートル弾み、そして四メートル、八メートル、十六メートルと)以上だったのです。ボールはすぐに危険な射出物へと変貌し、スピードはおよそ100km/hまでに達して建物に損害を与え█████████████街の住人五名が負傷しました。数日後には████████湖畔で休止状態に入り、SCP職員の手で回収されました。物体があまりに速く、また犠牲者が完全に動転していたため、隠蔽ストーリーは一切必要ありませんし起動もされていません。
指数関数的に跳躍力が増え続けるスーパーボールです。結構危ないですね…

アイテム番号: SCP-019

オブジェクトクラス: Keter

説明: SCP-019の見た目ははとても大きな陶器の花瓶で、瓶口は直径1.8m、高さは2.4mです。様式や装飾からは古代ギリシアで作られたものと推測されるものの、未知の加工によりその表面は破壊できないため、作成年代を結論付けるのは不可能です。有効な破壊手段が見つかれば、議論の余地なくSCP-019は破壊されます。

定期的にSCP-019から実体が出現し、これらはSCP-019-2と指定されます。実体たちは様々な点で多様ですが、傾向としては小さく、大抵は人型で(動物型の姿を取ることもありますが)、ひどく敵対的です。歯や爪で攻撃してくることもよくあります。相当に脆弱である(特筆すべき事に、高い可燃性をも持ちます)にも関わらず、実体たちは十分に強力であり、多数であれば憂慮すべき脅威をもたらします。

完全に安静な状態で摂氏0℃に保っているときには、実体はSCP-019から一時間当たりおよそ一体の頻度で出現することになります。以下の傾向がSCP-019-2の実体化の頻度に影響することが知られています。

SCP-019の移動
SCP-019への脅威
寒暖どちらであれ極端な温度
周辺環境一般の突然の変容
SCP-019の内部に物体や生体を入れること(『洪水』反応を起こすことが知られています)
SCP-019-2の実体化の頻度に影響があるかもしれない傾向は、

SCP-019近くに生きた人間が存在すること
現在の天候
SCP-019傍の特定の個人(或る幾人かは他の人よりずっと激しくSCP-019-2発生頻度に影響を与えている様子です)
加えて、SCP-019をひっくり返したり傾けたりすると、まるであらかじめSCP-019-2個体で『満たされている』かのような反応を返しますが、にもかかわらずSCP-019を上から覗き込んでもただ暗い穴を見るのみです。対象に干渉するとSCP-019-2の生産頻度が上がるせいで内部空間の広さを測るのは困難ですが、外側を測った大きさとは一致しないと予測されます。

つまりおかしな陶器です。

相当に脆弱である(特筆すべき事に、高い可燃性をも持ちます)にも関わらず、実体たちは十分に強力であり、多数であれば憂慮すべき脅威をもたらします。←これ矛盾してません…?まあそこもSCPっぽいですね。

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