結局そういうこと
30歳で起業当時、そこそこの利益が出ていたため僕は完全に調子に乗っていました。
20代の雇われ時代には、必死でおこなっていた地域の企業へのご宴会獲得のための挨拶まわり。
経営者になった途端にパッタリやめてしまいました。
見た目が華やかなイベントやツールにばかり目を向けてしまい、そういったいわゆる「ドブ板営業」はおこなわず。
気がつけば若い方が多い一見様だらけのお店になっていました。
飲食店は一見様だけだと概して「客単価」が上がっていきません。
いわゆる「お試し」的なお客様が増えるからです。
ましてや若い方だとそこに更に拍車をかけます。
結果、経営は行き詰まりました。
現在、小さなお店の開業や営業のアドバイスのお手伝いをさせていただくことがあります。
その時に僕が必ず言うことは
「日々の小さな積み重ねが大きな成果になる」
という、昔のおじいちゃんが言いそうなことです。
でもそれが真実です。
僕が出会った偉大な経営者の方は例外なくそれをやっています。
皆さんそれは言いません。
あえて言わない方もいらっしゃるでしょう。
倒産の晩年はそれに気づき、そこに注力しましたが後の祭り。
そして今。
そのドブ板の過程を楽しんでいます。
山登りと一緒だと思うんです。
ただ、頂上にいきたければヘリで行ったらいい。
みんな「登る」過程を楽しんでいるんだと思います。
一歩一歩楽しむ。
ストレスなくゴールに近づいている感覚が今はハッキリあります。
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