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「サンダーバード55周年・シネマコンサート」・・・懐かしさだけでない楽しさ。



ここしばらく、重い物語が続いたので軽い話題を。

1968年TV放送された特撮番組「サンダーバード」は
ご存じの方も多いと思われます。

その迫力とリアルな映像は、当時の男の子たちを魅了し、
現在50歳以上となった多くの大きな子供たちを今も魅了し続けています。

そのサンダーバードのシネマコンサートを東京オペラシティで鑑賞しました。

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新作映画「サンダーバード55(ゴーゴー)」の宣伝を兼ねてのコンサートでしたが中々楽しめました。

旧作第一話の映像に当てたシネマコンサートのような形式や
コーラスグループ・フォレスタによる主題歌など、
中々楽しませてくれる内容。

会場には、懐かしいプラモや、かつて神保町のサンダーバードカフェで展示されていたミニチュアの展示などもあり、サービス満点。

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現在公開中の完全新作映画も楽しみです。

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ところで、
子供の頃、特撮映画は手元にあるプラモを動かすのと、何が違うんだろう、
と考えたことがありました。

照明が違うとか、ピアノ線が見えにくいとか、いくつか理由を考えていましたが、
当時、子供心にいくつか結論のようなものを見つけました。

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プロの特撮の魅力は、何と言っても煙、埃、爆発であるということ。

子供の技術では、これらの煙、埃、爆発は、もちろん作り出せません。
サンダーバード1号2号が、もうもうと煙を吐きながら飛び出し、
さらに大量の煙を出しながら着陸する。
その煙の量や形がリアルに見えて、「これがプロの仕事だな」と憧れていたのです。


もう一つ、これは特に日本の特撮でのことですが
光線を放つ武器の数々です。

隊員たちが光線銃をかまえると、その切っ先から、ギザギザの光線が発射され、
その光線を追うようにカメラがパンすると、光線が途切れることなく、
怪獣に命中するのです。

リアルな現実に近い人間から、明らかに空想の怪獣が、光線によって結びつき、
「怪獣がいる世界」というものをシームレスに表現していたのです。


これら四つが少ない、もしくは無い特撮番組は、自分たち(子供たち)が
プラモを動かしているのと何ら変わりはない、と感じて、気持ちが萎えていったのを覚えています。

今、CG全盛の映画でも、爆発シーンは実際の爆発に拘る人も少なくないと聞きます。

大きな子供たちは、そんな大人たちの汗を、今も感じていたいのかもしれません。

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