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弱点的中、カイゼンの「パレート分析」

皆さん、こんにちは。ちょこっと経営学のGyakkonです。
ちょこっと経営学では、これまで、さまざまな分野で営業を経験し、現在、サラリーマンとして、課題を解決し、生産性を向上させることにしか興味の無いGyakkonが、ビジネスパーソンのために、現場の中で経験した経営学のロジックを事例として紹介していきます。

今回はパレート分析です。パレート分析により弱点を的中し、カイゼンに役立てたGyakkonのパレート分析活用事例と合わせてご紹介します。

パレート分析とは、管理効率を高めるための分析手法で、複数の事物や現象について、あらわれる頻度によって分類し、分析する手法です。管理効率を高める手法。つまり、少ない種類の改善で全体の大部分を改善する手法のことです。
これは、ABC分析とも呼ばれています。

パレート分析では、パレート図を使います。特徴 あるものを構成する項目ごとの値、あるいは階級ごとの度数を大きい順に並べた棒グラフと、その累積の構成比を表す折れ線グラフを組み合わせたグラフです。

この図のように、左に数値。右に構成比累計を示し、棒グラフで単体数値を表し、折れ線グラフで構成比累計を表します。


頻度の高い分類を集中または分散させるために、Aグループ、Bグループ、Cグループのようなグループ分けをします。ここから「ABC分析」とも呼ばれます。

先程の図で言うと、AとBだけで、全体の約80%を占めていますので、A〜Hのウチ、AとBだけを改善するだけで、全体の80%が改善され、効率よくカイゼンができるというものになります。

経営上の管理で使われますが、生産管理のQC7つ道具としても有名です。他にも、研究、統計、受験対策など様々な分析に利用されています。

経営においては、問題を解決するに当たって、まず優先順位づけをすることが非常に重要となります。
パレート分析では、各項目の順位がすぐに確認できることや、累積曲線となっていることで、各項目の全体に対しての割合を把握でき、主にどこを解決すればいいかの判断に役立つものとなります。

たとえば、累積比率として80%となるまで、上から順にそれぞれの問題を解決すべきである、という結論を導くことができます。

図で示すことで他者と問題への認識を一致させやすくなったり、対策を行った際の効果が分かりやすくなったりすることも、この分析方法の利点です。

パレート分析は、パレートの法則と密接な関係があります。パレートの法則は、イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した法則です。

パレートの法則とは全体の結果の8割は、ある特定の2割の要素が生み出しているという経験則です。「2:8の法則」や「80:20の法則」、「ばらつきの法則」とも呼ばれます。
代表的な例として、「売上の8割は、2割の優秀な営業によってもたらされている」が挙げられます。図にするとこんな感じです。


では、Gyakkonのパレート活用例は動画から


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