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産出量の面積が増大する「ラインバランシング」

皆さん、こんにちは。ちょこっと経営学のGyakkonです。
ちょこっと経営学では、ビジネスパーソンが、課題解決のヴァーチャル体験をするために、経営学のロジックを基としたGyakkonの実体験をお話します。

Gyakkonはメーカーに転職し、当時、10年間変わらなかった売上を
約7年で2.2倍にしました。
ビジネスパーソンが、このヴァーチャル体験により、経営学のロジックを
自分のものにし、現場のシチュエーションに応じてロジックが使えるようになります。
ロジックを使うことによって、課題解決、生産性向上を実現することができます。

今回は、ラインバランシングです。生産性を向上させるためには、リソースの最適化は重要です。人的リソースや時間的リソースをフル稼働することによって、単位産出量の面積が増大し、産出量を効率よく上げることができます。


1.ライン生産方式

ライン生産方式は、図で表すと、このようになります。

生産ライン上の作業ステーション毎に作業者を割り当て、生産ライン上を
品物の移動と並行して、加工が進んでいく生産方式のことです。

ライン生産方式では、流れ作業の中で品物が加工され、製品が完成していきます。
流れ作業をすることで、効率的に数多くの製品をつくることができるため、
小種多量生産に向いた生産方式だと言えます。

2.セル生産方式

セル生産方式は、図で表すとこのようになります。

3.ラインバランシング

ラインバランシングとは、日本産業規格(JIS)で定義づけされています。
その定義では、「生産ラインの各作業ステーションに割り付ける作業量を
均等化する方法」とされています。つまり、生産ライン上の
作業ステーション毎の作業配分を適切にして、分配された各作業時間が
ほぼ均一になるように調整することをいいます。ラインバランシングは、
ライン生産方式における生産効率を上げるためのメソッドといえます。

ラインバランシングを行うと、生産ラインのみならず生産管理全体を最適化できるようになります。そのため、組織やシステム全体の効率化を目指す
メソッドとなります。
作業ステーションの部分最適化だけでは、個々の作業や設備を基準にしか
考えられません。それに対し、ラインバランシングによる全体最適化は、生産ライン全体の効率化を実現することができます。

4.ラインバランス分析

ラインバランス分析は、ラインバランス率を活用して行うことができます。
ラインバランス率は次のように求めることができます。

例えば、次のようにバランシングの改善がされれば、その効果は
ラインバランス率を求めることにより図ることができます。

ラインバランス率が85%~90%以上あれば、前工程から品物が流れてくるのを待っている状態である「手待ち」や「工程間の在庫」はあまり溜まらないといえます。
ラインバランスは、前後工程の作業時間を同じにするという作業分配が前提にある考え方となりますので、ラインバランス率を活用することにより、
ムダを省いた効率的な生産につなげることができます。

5.Gyakkon活用事例

(1)Gyakkonの直面した課題

(2)Gyakkonの解決策

(ⅰ)解決策1つ目:ラインバランス分析

(ⅱ)解決策2つ目:The Goal

(ⅲ)解決策3つ目:ラインバランシング実施

6.さらなる高みへ

7.今回のまとめ

*5.Gyakkonの活用事例以降は、動画をご覧ください。



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