【エレファンテック株式会社】「金属を印刷する」世界で唯一無二の技術!CO2の削減とコスト低減を同時に実現。
概要
今回紹介するのは「エレファンテック株式会社」です!
エレファンテックは、東大発のテック系スタートアップで、世界で初めて「金属インクジェット印刷による電子回路基板の量産化」に成功したスタートアップです。
この技術は、電子回路基板の製造過程におけるCO2排出量、資源使用量、水消費量を飛躍的に削減しつつ、製造コストを下げることも可能とする技術です。
製造業においては、サプライチェーンの脱炭素化が注目されており、2023年にはAppleがカーボンニュートラルを実現したApple Watchを発表して話題になりました。
そうした中でエレファンテックの技術に対する製造業の注目は高まっています。
では金属を印刷するとはどういうことなのか?
この記事ではエレファンテックの技術、目指す世界から、求人情報まで紹介していきます!
事業概要
私たちの持つあらゆる電子機器に入っている電子回路基板がどのようにつくられているか知っていますか?
これまでの製法は、プラスチックの板の全面に銅箔を貼り、複数の工程を経て、不要な箇所を溶剤で溶かし(エッチング)残る箇所が配線になるというものでした。
それに対してエレファンテックの製法では、金属のインクを必要な部分に印刷し配線の土台をつくり、めっきをして厚みをもたせて配線を作っています。
これによって、製造工程は大幅に短くなり、かつ溶かして捨てる部分が発生しなくなります。
結果として、「銅使用量削減」「CO2排出量削減」「水消費量削減」という省資源・省エネルギーでありつつ、製造コストまで下げるという破壊的な技術が実現しています。
エレファンテックの技術の詳細については下記の動画にて社長の清水氏が分かりやすく説明をしているので、是非見てみてください。
私はエレファンテックの技術を活用することで「製造コストを下げる」という点に特に注目をしています。
CO2の排出を削減する環境負荷の低い技術の多くは、「グリーンプレミアム」がかかり、既存の技術を使うよりも製品やサービスの値段が上がります。
金銭的なハードルは、消費者が環境負荷の低い製品やサービスを選ぶのを妨げます。
エレファンテックの技術はむしろ製造コストを下げることに貢献するため、脱炭素という目的とは関係なく採用される可能性が高く、他の気候変動対策の技術とは大きく異なります。
さらに、社長の清水氏はこの技術は気候変動の解決に貢献するだけではなく、日本が外貨を稼ぐことができる技術になると言っています。
気候変動を解決しつつ、ビジネスとして大きく稼ぐことができる技術。
まさにカーボンニュートラル達成に向けた動きを経済成長につなげていくという現在の流れにピッタリな技術であると感じます。
エレファンテックは創業してから基礎研究・小規模実証に6年かけてきましたが、現在は量産フェーズに入り一気にビジネスが拡大していく段階です。今後のどのくらいの速さで成長していくのか、非常に楽しみで注目していきたいと思っています!
代表
社長の清水氏は事業の内容や事業紹介の動画からも「ビジョナリーな経営者」だと感じました。
製造業を大きく変革する技術を持っており、世界を代表する起業家になっていくのではないかと、今から期待しています!
求人情報
求人はビジネスサイドからエンジニア・研究者まで幅広く募集しています!
● 経営企画マネージャー
● 広報・コーポレートブランディング・マネージャー(英語での広報・マーケティング活動)
● 装置組立エンジニア
● 印刷画像生成アルゴリズム開発担当
● 先端技術の研究開発(エキスパート)
● 製品企画リーダー
● 設備導入プロジェクトマネージャー
● プロセス開発エンジニア
● 工場での製造スタッフ(正社員)
● 海外営業/事業開発担当(北米)
● 海外営業(台湾)
下記の求人ページにいくと、各ポジションの仕事内容や求められる経験などが詳細に書かれているので、是非一度チェックしてみてください!
※2024年4月時点の情報です。最新情報はHPでご確認ください。
メディア情報
エレファンテックについてより深く知りたい方は各種メディアでの記事や動画も是非チェックしてみてください!
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